ダンス系ブラックミュージックのオリジナル12インチシングルを扱うレコードショップ next records (ネクストレコード)
next records ロゴトップページ店舗案内オーダーの仕方検索の仕方Eメール英語

ブログ
「レコードの将来は・・・」

今回はこの先、レコードはどういう風になっていくのか「レコードの将来」について
オイラの思ってる事を書いてみたいと思います。

音楽メディアという括りで見たらレコードはハッキリ言って「化石」です。
去年くらいから急激にデジタルの波がインターネットのブロードバンドの普及により
進んだのを皆さんも実感していると思います。
でもレコードってそういうデジタルな物とは別の次元であると思ってたんですが
CDJの技術が革新的に進んだことと、ファイナルスクラッチなどのPCソフトの普及が
レコードという(DJが使う物)メディアを縮小する方向に進んでると最近はかなり思う
ようになってきました。

今までレコード買ってたお客さんが、
「全部のレコードをCDRに焼いたのでレコード処分したい」って言ってレコードを買い取りに
出したりしてました。
HIPHOPのDJはまだ、そんなにCDJには流れていないようですが
HOUSEのDJはもうかなりCDJやデータでの PLAYになって来てると思います。
でもHIPHOP DJのCDJやデジタル化も一年以内にかなり進むんじゃないかな〜。
PROMOとかも今、CDでデリバリーされる事がかなり多くなってきて、
おまけにアナログ盤のプレスは毎年少なくなってきてますからね。
レコード盤が無ければどうするか?CDかMP3などしか選択出来なくなっていけば
それをPLAYせざるを得ないんじゃないかなと。

先日ある記事を読んだら坂本龍一教授が「パッケージメディアはもう終わる」って
コメントしてたんですが、オイラも新しい音源に関しては「そうかもな〜」って共感しました。
デジタル音源で簡単にダウンロードが出来るようになれば(実際はもう簡単にできてるけど)
別にジャケットとかケースなんてこだわらなくても同じ物が聴けるんだったらCDなんてカタチが
無くてもいいんじゃないかな。どうせiPodに入れて聴くんだし・・・。
ま、これは「普通に音楽を聴いてる一般リスナー」な人の話かもしれませんけど・・・

じゃ、レコードはどうなるか(USEDの話です。)・・・。
これはオイラの予想なんだけど、「レコードのコレクション化が進む」と思うんです。
今nextに来てくれてレコードを買ってくれるお客さんのほとんどは
「俺はオリジナルの盤じゃなきゃイヤだ」っていう自分のこだわりをしっかり持った人が
多いんですよ。
海外のオークションサイトとか見ていると日本以上にもう既に「コレクション化」は
進んでいるのを実感します。OLD SCHOOL / DISCO / JAZZ / 45 FUNK のレコードが
$500〜$1000とかにボンボンとプライスが上がって落札されてますしね。

ブートでも再発でも安けりゃいいと言う人はCDRやデータでもPLAYが出来ればOKなんじゃないかな。
だってファイル共有ソフトとかを使えば極端な話「タダ」で手に入りますからね。

お店によく来る有名なDJ(外人です)
「オリジナルのレコードはPLAYすると傷が付くのでCDRに焼いた物でPLAYする」って
言ってました。この人も良い曲の盤は「コレクション」って思ってるのでしょうね。

今日紹介するのは
EMINEM / STAN

EMINEM

この曲はEMINEMのRAPの部分よりもDIDO"THANK YOU"のパートの良さが
際だって良い感じだと思ってるんですけどね。

EMINEMもいわゆる「ヘンテコ」路線の曲をシングルカットするより
こういう「シリアス路線」の曲をカットした方がかっこいいと思うんですけど・・・
ちなみにDIDOの"THANK YOU"のアルバム ヴァージョンの12"は存在しません。
↑これもちろん、オリジナル原盤の話です。

「渋谷レコード店日記」見出しのページに戻る>>

最新の「渋谷レコード店日記」を見てみる>>

next. recordsのTOP PAGEに戻る>>

 

 

 

 

 

「レコードの買い付け」

今回のテーマは「レコードの買い付け」についてです。

nextでは海外に直接行ってレコードを買い付けています。
お客さんには「アメリカとか行けばレコードなんて$1とかで買えるんでしょ〜」
なんて、よく言われますが現実はそんなに甘くはないです(T T)
2-3000円で売れるレコードが$1で仕入れ出来ればレコード屋は大金持ちになってるよ〜。

日本から観光客がよく行くN.Y.とかL.A.に行けば判るのですが、
町にレコード屋(アナログがメイン)は本当に多くありません。
存在する事はしますがHIPHOPなんかだとN.Y.では日本と値段が変わらないくらいの
プライスが付いています。

じゃ、地方の都市だとどうかというと大都市に比べさらにお寒い状態です。
地方の都市は大都市に比べて人口が多くないので、市内に出回っているレコードの数が
同様に多くないので、中古として町のレコード屋さんにモノが入らないんでしょうね。

そうは言っても実は、とてつもなく倉庫の様な大きなお店で何十万枚というウナるくらい
レコード盤が在庫としてあるお店も存在しています。
全部見ようと思えば一週間くらいかかる位の在庫です。
その量だけ見てれば「うお〜宝の山だ〜っ!」って思うんですが、いざ見始めると・・・

「全然買えるモノが無い・・・・」という状態です。

何万枚もあるのに何で買えないかというとそれは「もう誰かが見た後」だからです。
値段が付けれるレコードはもう全部抜かれてしまってるからです。

実は日本人のバイヤーの能力ってすごいんですよ。
すでに日本人バイヤーが見た後のお店では、さらにそこから良い盤を抜けるのはかなり少ないです。

現地に住んでるバイヤーとかもいて、そういう人たちはその土地のショップに密着した買い付けを
してるので新しい買い取り(コレクション)とかがお店に入るとその人に連絡が入って
一番はじめにその商品を見て買えたりします。

一般の人がレコード屋にいってドバドバ レア盤を買えることはかなり少ないんじゃないかな。
絶対にないって言えないのは「タイミング」があるからです。
偶然、今日入荷したばっかりの買い取りの商品が見れたり出来たら・・・アタリです。

今日来たお客さんと話したことなんですが、そのお客さんもL.A.にある大型レコード店で
何時間もレコードを見てても全然買えなかったって言ってました。
労力に見合うモノが出ないとやっぱキツイですしね。

以前よく来てたお客さんで今は仕事でN.Y.に住んでる人も先日、休暇で日本に帰ってきてて
偶然、マンハッタンレコードで会ったんですが、袋に山盛り新譜買ってました。
「いや〜渋谷ヤバイですよ〜。プロモも正規も何でもありますよ〜」って。
中古の話でなく新譜ですから・・・。

レコードの環境だけ考えれば日本って恵まれてるんじゃないかな。

「じゃnextはどこで買ってるんだ?」って?
それは 「 秘 密 」です。
うそ・・。別に秘密でも何でもないんですが、お店も行くしレコードディラーって呼ばれる
個人の家に行ったり、紹介してもらったDJの家に行ったりしています。

もし、観光でアメリカとか行って「レコード店周りしてみよ〜」って
思ってる人がいるなら
「その時間レコード見るのに使うよりちゃんと観光した方がいいと思うよ」って
オイラは言ってあげます。

今回紹介するのは
JODY WATLEY / EVERYTHING

JODY WATLEY

もうメチャ、泣ける良い曲なんですよ〜。
歌詞は、「好きだった男の人と別れた時の女心」みたいな演歌のような内容なんですけど
最後の歌詞で
You were my life
You were my love
You were my everything
You were my life
Yeah
You were my everything
ってとこが、なんか「胸きゅ〜ん」な感じがして・・・笑
「好きだったら別れんなよっ!」ってツッコミも入りますが。笑

「渋谷レコード店日記」見出しのページに戻る>>

最新の「渋谷レコード店日記」を見てみる>>

next. recordsのTOP PAGEに戻る>>

 

 

 

 

 

「オリジナル盤とブート盤の見分け方」

お店に来てくれるお客さんが
「XXXX(レコード店名)で******(レコード名) のオリジナル盤500円でGETしました!」
って喜んでいたところ、盤を見せてもらったらブート盤でした。
「これブート盤だよ」って伝えると
「なんでわかるんですか? 見分け方教えてくださいよ〜」ってたまに聞かれたりします。

今回はブート盤の見分け方について書きます。
それぞれの盤に特徴があるので、ひとつひとつ挙げていくのは不可能なので
オイラが見た感じでわかるブート盤全体に共通する事を挙げていきます。

写真ジャケット付の場合はオリジナルに比べて色が、濃かったり、薄かっaたり、
アカ味がかかったりしているモノが多いですね。

それに、写真がボケていたり、写真のエッジがアマかったりします。

比較的わかりやすいのが、ジャケの裏にバーコードが付いているモノです。
バーコードがちゃんとしたシャープな線じゃなくてジャギジャギに乱れていたりします。

よくジャケットの裏の下の方に小さな文字でクレジットが書いてありますよね。
オリジナルの盤だと小さな文字でもちゃんと鮮明に印刷されているのですが
ブート盤はこの小さな文字が潰れて読みにくくなっています.

おなじくレーベルにも丸く沿って小さな文字が書いているところがブート盤は
文字が鮮明でなく潰れていたりします。

ブート盤のジャケットやレーベルってオリジナルの物を写真で撮ってそれを
印刷しているのでどうしても小さい文字とかは再現できないので潰れているんですよ。

でも、オリジナルの盤のことをちゃんと観察していないとなかなか気が付かないですね。

しかし今、世の中に大量にブート盤が氾濫しているじゃないですか。
逆にオリジナルのが、はるかに少ないので手にした盤は全て「ブートか?」って
疑ってもいいかもしれないくらいですね。

お店の人に「オリジナル盤ですか?」聞いても自信がないもんだからあやふやな答えが
返ってくる時も多いみたいですし。

ましてやネットオークションなんて明らかに「ダマシ」が多いので本当に
気を付けないとハメられますよ。

オイラの経験で言うとブート盤って手に持った瞬間に「あれっ?」っ感じで
「なんか怪しい・・・」って感じるんですよ。
これはやはり四六時中、レコードを触ってるからなんかもしれないですけど。
ブート盤を持つと、なんか「おかしい・・・」て直感で思うんですよね。

「ブート盤でも再発でも全然気にしない〜」って人は関係ないことですけど
「オリジナル盤が好きだ!」って人はみなさん注意してレコード掘ってください〜^^

今回紹介するのは
MFSB / LOVE IS THE MESSAGE

MFSB

N.Y. にあったPARADISE GARAGEのテーマ曲としても有名なメチャ気持のいい
良い曲です。
曲の中で色々とストーリーがあるみたいに展開していくところが
たまらんです・・・・後半部分をRE-EDITした12"も有名ですね〜。

間違いなくDANCE CLASSICSのレコードの中でもTOPクラスの出来映えじゃないでしょうか。
B面に収録の"TSOP"はSOUL TRAINのテーマ曲です。こちらも完璧!
是非、聞いてみてください。

「渋谷レコード店日記」見出しのページに戻る>>

最新の「渋谷レコード店日記」を見てみる>>

next. recordsのTOP PAGEに戻る>>

 

 

 

 

 

「オリジナル?再発?ブート?」

普段CDを買って聴いてる人には?(ハテナ)な事なんですけど
レコードにはオリジナル、再発、ブートっていう発売形態の違う盤が存在します。

人それぞれ色々な判断の仕方があると思うけど、オイラ個人としては下記の様に区別してます。

オリジナル
>>>レーベルに記載されている年代その当時リリース(発売)された物や
プロモーションされた盤のこと。

再発
>>>その盤の音源を持っているレーベル(レコード会社)が発売された年代から
数年経過した後、再リリースした盤のこと。
具体的な例としてJIVEが出してるATCQやなどのシリーズや
COLUMBIAが出してるMIXMASTERシリーズなどの12"がこれに該当します。 
その他にもRAM'S HORNや12 GOLDなどオリジナルレーベルから、ちゃんと承認を得た盤も
これに該当します。

ブート
>>>ま〜別の言い方をすれば海賊盤ってヤツです。
レコード会社やアーティストの許可を得ず、勝手に業者が作った盤。 
業者はとにかく枚数を売りたいのでコストをかけず、見た目に解らない音質とかには
手を抜いているのでプレスの状態が悪く「音が超悪い」盤が多いです。

このブート(海賊盤)ってのがクセモノでして、オイラがレコードを買い始めた頃は、
お店の中でも「ひっそり」といかにも後ろめたさを負わせるように売られていたのですが、
今じゃレコード店では堂々としかも面チン(ジャケ正面を向けて陳列)で売られています。

遙か昔は見た目には、「いかにも怪しい」レーベルの盤で、あり得ない曲との
カップリングとかで売ってましたが、最近のブートはジャケまで付いて、
オマケにステッカーまで貼ってるモノが出てますね。
ブート業者の技術も年々向上している様ですね〜。

オイラは感じるのだけど、ブートなら別にオリジナルとそっくりに作る必要ないと思うんですよ。
だって、ブートって要は収録されてる曲が必要なんでしょ。
だったらレーベルとかジャケとかオリジナルと同じじゃなくてもいいはずです。 
それなのに「なぜオリジナルそっくりに作るのか?」って考えたら、
その盤を買う人をオリジナルと見分けが付かないようにして、
言い方を変えれば「騙して」売ろうとしているんじゃないかなって思うんですよ。

また、そういう盤を買うお客さんって、何人の方が
「これはブートだ(オリジナルではない)」って
気が付いてるんだろうって思います。
多分、大多数の人が解らず買ってるような気がします。

ブートを売っているお店もイメージダウンにつながるを意識しているのか
「ブート(海賊盤)」って言うことをちゃんと商品に表記していないですよね。
ま〜営業方針や利益などの事を考えれば致し方無いってのは、同業者であれば理解できるのですけどね。
そのお店でブート盤と知らずに買ったお客さんは、後で「これブートだったんだ」って判ったら
騙されたって感じで結構落ちるんじゃないかな〜って思っちゃいます。
=(イコール) そのお店の評価になるんじゃないかなと。
このテーマについては、また続きを書いてみたいと思います。

今回紹介するのは
S.O.S. BAND / TAKE YOUR TIME
SOS BAND

個人的にはめちゃ好きなDISCOナンバーです。
チープなメロディに解りやすいサビがいいんですよお〜。
最近めっきりCLUBとかは行ってないですが、こういう80年代の王道のDISCO HITSが
連発でPLAYされるDISCOになら行ってみたいな〜って思います。

近頃はHIP HOPのネタに使われたりとかでこういうDISCOな曲の盤を
買っていく20歳前半のお客さんが増えて来たような気がしますね〜。 
若い人たちにもどんどんDISCOナンバーを聴いてもらいたいと思う今日この頃です^ ^

「渋谷レコード店日記」見出しのページに戻る>>

最新の「渋谷レコード店日記」を見てみる>>

next. recordsのTOP PAGEに戻る>>




TOP | 店舗案内 | オーダーの仕方 | 検索の仕方 | Eメール | ENGLISH | ネタ特集 | 試聴の仕方 | ケータイ用サイト | ブログ
はじめてのお客様 | HELP & FAQ | 特定商取引法 | 個人情報保護について