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「レコードが売り切れちゃいましたorz」

レコード聴いてますかぁ〜?

お店で毎日8時間ガッツリとレコードを聴いているnextmanです。

いやぁホントにいいなぁって思えるレコードしか買ってないのに
買っても買っても次々と良い曲が出て来て本当にキリがありません。

いわゆるゴミレコは全然無視して自分の中でもある一定の、
「これは買いだ!」
と思えるラインをちゃんと決めてんのにいともアッサリと
そのラインをレコード達は超えていっちゃいます。
なんとか新譜は結構スルーしていても、中古になっちゃうとですね
運命的な出会いって感覚になるんですよ。
「俺を買え 〜買うんだ〜」
ってレコードが訴えてるようなね w

オイラは結構80sのPOPSとか好きで気に入ったレコードを見つけては
シコシコ買ってコレクションしてるんですよ。
つい先日にも気になるレコードを、たま〜に行くレコード屋で見つけました。
いえいえ、全然レアとか値段が高いとかじゃないんですよ。
値段は500円でした。
手にとって
「まぁ〜良い曲なんだけどな・・・今更持っても聴かないかな・・・」
ってその時は戻したんです。
んで、その後、そのお店に2、3回行ってそのレコードの棚をみると
いつもいてるんですよ。つまり、売れ残ってる。
「あー誰もこんなレコード買わないよな。」
なんて思ってまた、戻しました。
それから数日後、お気に入りのiTunesのネットラジオで、
偶然その曲がPLAYされていたんです。
曲は覚えてんだけどこまかな展開とかは忘れていてホント5年ぶりくらいに
始めから終わりまで聴いて オイラの記憶の中にある曲よりも
「全然良い!」って感じました。
「あ〜絶対これは、あのレコードがオイラに買えって言ってるな」と思いましたね。
もうこうなると運命です。
「よし買うぞ!」って 感じで「まぁいいか ・・・」ってレベルから
「絶対買いだ!」 にレベルUPです。
それで数日後、そのレコード店にいくと、もうお決まりのような
オチなんですけど売れちゃてるんです。
別に落ち込む程では無いんですが 軽く 「あー売れてるよ〜orz 」 って感じです。

せっかく、決心してたのに空振りくらいました。

なんか例えるとですね、どうでもいい女が、
「ずっと待ってるよ」なんて遠回しに言い寄ってきてて
軽くかわしていたんだけど、その女のホントの良さが分かった時には
女は違うヤツと行った後だったみたいな・・・
(かなり無理があるスゴい例えだけど・・・)
もうこんな事、今まで何百回もやっていて、いつも軽く後悔してるのに、
またやっちゃいました。

「人は失敗することによって学習する」なんていうけど
何百回も失敗しているにも関わらず、また同じ失敗をしているオイラって、一体・・・

これを読んでる人も同じような事をやったことあるハズです。
多分、この時のレコードって微妙な位置の盤だったんだよね。
レコード買っている人ってのは、盤を買う時に
「自分の中のそのレコードに対する評価」って必ずあると思うんですよ。

例えば・・・

●即買いライン

●値段によっては買いライン

●焦らなくてもOKなライン

みたいに。今回は当てはまってないから悩んだんですよね。
値段とかじゃなくて必要性とかが、からんだりしたからだね。
まあ、今回のは特に教訓として、次みたら即買いラインにします。

今回紹介するのは
DEXYS MIDNIGHT RUNNERS / COME ON EILEEN

U2
試聴マーク
LISTENマークをクリックすると試聴出来ます。

80sのPOPsが好きなオイラのお気に入りの1枚です。

も〜超イナカっぽい雰囲気のPVがすごく印象的でした。
ジャケットのファションそのままPVにも出ていて、
素肌にオーバーオール・・・首にバンダナ・・・
もう、タマランですw

このグループって一発屋で終わったんですよね。
この盤じゃなくてスーツをビシッ!と着ているジャケットのレコードは
よくゴミレコの中から出てきますが、当時メチャ流行った割には
このCOME ON EILEENって12"シングルは、意外と出てこないですね。

なんかこういうPOPな曲って今の時代には合わないのか
最新のチャートを見ても全然、ないですね。

80年代の曲を聴くと「当時は●●●●だったな〜」なんて
そのころの時代や、やってたことを思い返したり出来るのですが、
最近の流行っている曲も2020年くらいにはそんな風に思えるのかな〜って感じます。

ま〜オイラのオヤジ度がUPして、80年代の
「100%音楽に熱中していたゼ!」みたいな熱意が最近の曲には
感じられないからなのかな〜w
今の20代の人がTHE GAMEとかを20年後に再び聴いて
「あの頃は俺ってチョ〜B-BOYだったな・・・」
とか思ったりするんでしょうかw

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「レコード買い付けのエピソード」

お店に来てくれるお客さんから最近よく、
「ブログ見てますよ〜」
って声かけてもらうようになったnextmanです。

お客さんと話ししていると、
「レコードの買い付けの事をもっと書いてくださいよ」
ってリクエストされるのですが、
「うん、いいよ〜。 」って言ってはいるのですが
過去に買い付けの事は書いちゃったので今回は、
買い付けに行った時のエピソードでも書いてみます。

そんなに買い付けに行ってないオイラでさえ結構、思い返せば
イロイロな事があるんだから今まで100回以上買い付けに行ってる
nextの買い付け人Nはスゴいエピソードの持ち主です。
今まで聞いた中では「よく無事だったな〜」って思えるのはことも数回ありますね。

買い付け人Nは、アメリカに買い付けに行ってたまに訪れるお店にいつもの様に
レコードを買いに行ったんですよ。
そこのお店の店頭の在庫をすべてチェックした後に、
お店の倉庫が2階あって店のオヤジに相談して倉庫を
見せてもらうことになったんですね。
買い付けに行った時って一応すべての在庫のレコードは見るので
一旦店の中に入ると滞在時間がかなり長くなるんですよ。
で、海外の特に田舎のレコード屋って
日本では考えられない時間に店が閉まちゃうんです。
まあ、大体4時とか5時には閉まってしまいます。
買い付け人Nもハンパないくらいレコード見るの早いのですが
何万枚の在庫を見るのはやはり結構な時間がかかる訳ですよ。
で、そこの2階の倉庫の在庫すべて見てイケるレコードだけPICKして
「あー結構時間かかったな〜」って感じで2階の倉庫から1階の店舗に
階段を降りていくと、電灯が全部消えていてお店がもう閉店している状態でした。
店のオヤジもいません。実は、オヤジは二階で買い付け人Nが
レコードを見ているの忘れて閉店時間になったので店を閉めて
帰っちゃったんですよ。
普通なら店の中にいるんだから中からカギあけて外に出れば
良いって思いますが、アメリカのお店ではよくある事なんですが
店の入り口の外側に鉄製の柵の扉が付いていて外側から
ガッチリデカい南京錠でロックされているのですよ。
つまりお店に閉じこめられた状態になったんです。
焦りますよ〜。かなり・・・
で、とりあえず警察に電話をして事情を話して警察にお店まで来てもらって
「店主を捜して連れてきてくれ」って頼んでたところに
近くにバーで一杯飲んでたオヤジが、店にNがいるのを思い出して
「ごめん、ごめん忘れていた〜」って赤ら顔で戻ってきて
事なきを得たんですよ。
いや〜実際、「ここで朝までカンズメか?」ってかなり覚悟したって
言ってましたけどね。

あと、おもしろいのが、買い付け人Nはアメリカでは、ほとんどモーテルに泊まるんですよ。
で、いつも泊まっているモーテルに夜遅くにCHECK INして
荷物を車から一通り運び終わって部屋で一息ついていると
ドアからノックが・・・
「あ〜なんか忘れたかな・・・」って部屋に入ってすぐだったので
てっきりモーテルのフロントのスタッフだと思ってドアを開けると、
めちゃきれいなスタイル抜群の女の子ツカツカって、さも当然の様に
部屋に入ってきて、ベットに足を組んで
「ハ〜イ!」ってニッコリ微笑んでるんですよ。
で、買い付け人Nも「え〜〜?? 何だ?」って思いながら
「ハ〜イ」って答えたんだけどNの様子がおかしいのに女の子が
気付いたのか「Are You James?」って尋ねてきたので
「??? NO〜」ってNが言うと
「Oh〜I'm Sorry〜」って言って女の子は慌てて部屋から
申し訳なさそうに出ていちゃいました。
突然の出来事に全然、意味が解らなかった買い付け人Nなんですが、後から思い考えれば、

「あ〜あれ、コールガールだったんだ・・・」

って気付いたのでした。
部屋には女の子の香水のいい匂いだけが、ホワ〜ンって残っていたのでした。
Nの話だと
「も〜メチャカワイかったで〜イケテる〜」って
「初めからコールガールだって解ってれば "イェ〜ス I'm James! "って言うときゃ良かった〜><」
って言ってましたw
それからnextの中では買い付け人Nの英語での名前は「James」になりましたw

と書いてるうちに全然レコードの事を書いてないな〜今回。
ま〜たまにはこんなのも有りデスね。

今回紹介するのは
SUGARHILL GANG / 8TH WONDER

IMAGINATION
試聴マーク
LISTENマークをクリックすると試聴出来ます。

ま〜言わずとしれてたCLASSICなワケですけど、
先日、SUGARHILLレーベルの12インチが一度に10タイトルくらい入荷したんですよ。

いや〜なかなか10枚もそろうと精悍ですよ。ジャケットの背の部分が
ずら〜っとSUGARHILL ブルーでw

それで試聴用の音源を録音する作業にかかってて立て続けに
全部の曲を聴いて思ったのが・・・

「全部パーティチューンだな・・・」

アーチィスト名こそ違うけど曲の展開やバックのガヤの入り方とか
マイクの回し方とか、ホイッスルの入り方とかが「もういいっよっ」て
くらいにホント、パターンとして作られているのかなって思う様に似たよ〜うな感じでしたね。

基本的にはPARTY TUNEって好きなオイラだけど、実はこの
8TH WONDERは、イントロの「チャチャチャ」なメロディが
ふざけた感じで今まであんまり好きではなかったんですよ。
でも、SUGARHILLのレコードを連続で聞いてると
どれも、これもまるで繋がっているような感じでなかなか当たり前なんだけど相性ピッタリw
8TH WONDERも全然OKな感じになりました。
SUGARHILL MIX CDとか聴いてみたいw
でも10曲くらいでお腹いっぱいになるかもね〜w
だけど THE MESSAGE だけは、なんか別格のような雰囲気でしたね〜。

 

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「バラードの特別な一曲をレコードで・・・」

今回は、バラードについてです。

クラブプレイが主なDJさんは、良い曲なんだけどあんまり使えないかもしれませんね。
バラードのレコードって。ダンサブルな曲もあり、ポップな曲もありのアルバムだと
全体の流れでスローなバラードの曲ってのは有りかもしれませんね。

じゃ、なんでシングルでバラードのレコードなのか?
ずばり「特別な一曲」の為にあえてシングルなんですよ。

オイラが思うには、バラードってメロディやビートもさることながら
一番重要視されるのは歌い手の声とリリックのテーマだと思うのですよ
その重要度は、かなり高いんじゃないかな。
さらに、歌に感情がボーカリストによっていつもより倍増で込められるもんだから、
その曲のクォリティっていうのはアップテンポの曲に比べて
ごまかしが、きかないというか、全然ごまかせないと思うのですよ。
いわゆるルックス重視のアイドル系ボーカリストなんて歌の上手い下手が、
バラードを歌うと一発で解ると思います。
で、その情感豊かに込められた「歌」に、聴く側である我々リスナーの色々な
気持ちや感情、思い入れ等が上乗せで追加されると・・・・
「特別な一曲」 
に、なるんじゃないかな。

ま〜ダンサブルな曲にも、POPな曲にも、良い曲っていっぱいありますけど
聴く側の感情移入ってのは、バラードがダントツなんじゃないかな〜。

それと外せないのはコーラスグループの絶妙なハーモニーでしょ。
もう、コーラスグループのハモりの声ってある意味楽器ですよ。
このハモりもどちらかというとビートが強いダンサブルな曲よりも
メロウなナンバーの方がその良さがハッキリ出てきますよね。
メロディが良いってのは最低条件で、リリックの内容とが分かれば
更にその曲の良さが、上がってくると思いますよ。
大体、曲のタイトルで、おおよその見当は付くと思いますけどね。
恋人との出来事だったり、昔の思い出だったりって聴く側の今まであった事を
その曲とかに当てはめたりなんかすると更に
「良い曲だな・・・・」
ってなるんじゃないでしょうか。
それで、アルバムって色々な曲の中の一曲ってことでなく
特別な一曲という意味であえてシングルを持つっていうのは
オススメですよ。

で、なんでレコードなのかというと、レコードの上に針を載せるじゃないですか。
出始めの音がはじまるところで、レコードなんで軽いチリチリ音とか出ますよね。
そのノイズとかなんともいえない感情を思わせてくれるような、そんな気持ちがするんですよね。
で、レコードという古いメディアって言うのも味があったり、ゆっくりとした曲を
聴きながら自分の今までにあった出来事とかを思い出したりしていると
なんか、心が清められるというか、気持ちが落ち着くというか、そんな
感じになったりしませんか。

良い曲なんだけど、普段、12インチシングルというメディアの中では
あまり日の目を見ないバラードですが、本当に名曲も多いですよ。

色々な曲を聴いてその良さが解ってくるとかなりハマると思います。
nextのようなクラブやダンス系のレコード店では以外と脚光が当たらない
地味〜な存在なのですが、なかなかどうして密かな人気のジャンルなのです。
女性のお客さんには特に支持されているような気がします。

バラードのレコードを買ってくれるお客さんに色々話を聞くと
本当にクラブでのDJプレイでは全然使う事がないけど、家で聴いたりする
場面はかなり多いようです。

このタイプの曲というのは、やはり何曲か続けて聴いて気持ちが入るって言うのも
あると思うので立て続けに聴いているような聴き方ですね。
MIXテープとかでも需要度は高いようですし・・・
12インチシングルってどうしてもDJプレイやダンスする物って言う事に
なんかに注目が集まるのだけど、踊れないバラードっていうジャンル
の中では特別な一曲としての12インチシングルっていうコレクションの
しかたもアリですよね。

で〜今回紹介するのは
JOE / THE LOVE SCENE

JOE
試聴マーク
LISTENマークをクリックすると試聴出来ます。

もう〜すごく悩みましたよ。今回のセレクトは。良い曲がマジで多すぎて・・・
候補に上げたレコードを全部紹介してたら、一冊くらい本が書けそうなくらいですw

このレコードはnextではHOUSEのDJに人気のレコードなんですよね。
ウチでは決してR&Bのエサ箱には入ってないんですけど。
HOUSEのMIXも良いのですが、オイラ的には全然スローなLP VERSIONですね。

しかし、この歌詞、シラフで読むともうエロ全開です。
日本人的にはなかなかこんなことは言えませんね〜さすがに。
歌詞の内容は下記のリンクに貼ってますので興味のある方はぜひど〜ぞ。

JOE / THE LOVE SCENEのリリック>

アタマから
Yeah
Ooh...hoo...ooh...
Well well well well well baby
Hoo...hoo...baby
Mmm...hmm...mmm...mmm...
ですからね〜w
でも、意外と彼氏彼女とかと一緒にいるときとか、ムード満点なんでしょうね〜。
男側がこんな曲を一緒にいているときにかけると、絶対「落としてやる〜」度UPですね。アハハ

JOEはこういう曲を歌うとマジにサイコーにカッコイイです。
R. KELLYも同じ感じの路線があるけどJOEに比べるとエロが全面に出過ぎているので
イヤらしく感じてしまうんだよねオイラは。


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「レコードの力(ちから)について・・・」

どもっ!

今回は基本的な話しですが「レコードの力(ちから)」についてのコラムです。

これを読んでる皆さんは、大抵はレコードや音楽に興味がある人が多いと思うのですが
家でレコードをかけてるときは何をしていますか?
音楽を聴く時って今だと色々なシチュエーションがあると思います。
通勤の電車の中であったり、クルマでの移動中であったり、もちろんクラブであったり
食事中のお店であったりと・・・

今日オイラはこのコラムを書くに当たり、レコードをヘッドフォンで曲の頭から
フェードアウトのキッチリ終わりまで何枚か聴いて気が付いたのですが
改めて、
「レコードは、良いっ!」
って、再認識しました。
「そんなの最初から解ってるよっ!」ってツッコミも入ると思いますが、
冒頭で書いたとおりレコードを聴くときって、片手間に色々な事が出来ちゃうので
100%集中して聴いている事は結構少ないのじゃないかなって思ったんですよ。

オイラは職業柄、仕事中は、ガッツリ、音楽/レコード漬けな生活を送っているのですが
正直、100%その曲だけに集中して聴いているって、あんまりないのですよ。
職業病なのかもしれませんが、何をしていてもかかっている曲は常に耳に入って
聴いているのですが、一日のうちに大量の数の音楽が耳に入ってそのまま、
頭の中を通り過ぎていくのが多いのですよ。
「あ〜だれだれの曲だな」とか意識はあるのですが。脳ミソのなかで記憶として
メモリーされる事ってあんまりない曲がほとんどなんです。

で、今日、「世の中にレコードの良さを広めていくのにこれじゃイカン!」っと思って
基本に還って、「100%レコードを聴くためだけの時間」を作ってレコードを聴いたみました。
住宅環境の都合で爆音だけどヘッドフォンでしたが・・・

はじめの一枚目のレコード聴いてトリハダ立っちゃいましたよ。
かっこよすぎて・・・マジ・・・
環境はこんな感じです。
ターンテーブルの前に椅子を持ってきて、アンプにヘッドフォンを繋いだだけ。
それで目を閉じてレコードを聴くだけに集中するというだけです。
タダこれだけで、レコードの良さにやられました。
ヘッドフォンで聴いたのが結構良かったのかもしれませんね。
普段スピーカーで鳴っている音ではあんまり気が付かない小さなメロディや
効果音なんかが、何百回も聴いている曲なのに
「こんな音が入ってたんだ〜」
って改めて気づいたりしました。
それに家のスピーカーでは、なかなか分かりづらい音の相位とかが明確に感じられて
その空間が頭にイメージできるんですよ。

いや〜何度もいいますが、本当にレコードって良いっ!
その良さをオイラの貧祖な文章力で書き表せないのが、歯がゆいですよ><
これから一週間のうちに1時間でもいいから
「100%レコードを聴く為だけの時間」
ってのを基本に還って実践していきたいと思うのでした。
もしかしたら、これまで「イマイチ」だったレコードも以外と「良い曲だな」って思える
発見も出来るかもしれませんね。
いままで好きだった曲は更に、「やっぱこの曲いいよな〜」って再認識するのも
決して悪い物じゃありませんしね。

今回紹介するのは
JESTOFUNK / I'M GONNA LOVE YOU

JUDY ROBERTS
試聴マーク
LISTENマークをクリックすると試聴出来ます。

実はこの曲を今回のコラムを書くに当たって、一番最初に聴いたんですよ。
リリースは1992年です。

10年以上前に、来日していたDAVID MORALESのDJ PLAYで初めて聴いて買ったレコードです。

今は全然クラブとか行ってませんが、そのころオイラはレコードオタクでペンとメモ帳を
クラブに持ち込んで、解らない曲、知らない曲で良いと思えるレコードがPLAYされると
DJブースにガブリついてPLAY中のDJに
「その曲なんですか?」
って話しかけて訊いてたりしました。今思えば超ウザイヤツですね〜
あははは〜若かったんですよ^^

DAVID MORALESには毎回来るたびに4-5回話しかけて曲を教えてもらいましたね〜
英語わかんないもんだから、メモ帳とペンを渡して
「書いてくれ〜」って頼んでました。ホント気軽に質問にも応じてくれて
すごくいい人でした。その人柄にホレてファンになっちゃいましたw

DAVID MORALESは、1stアルバムがリリースされた時なんてLPをクラブまで持っていって
当の本人に「サインしてくれ〜」って頼んだりなんかして。

この曲は、HOUSEとしてはちょっと遅い目のBPM110くらいなんですが
ヘヴィーなビートとファンキーなホーンのメロディがメチャかっこいいのですよ。
途中で入るシンセがまたヤバイのなんのって・・・
HOUSEとか書いてるけどHOUSEじゃないんですけどね。
どっちかっていうとFUNKですね。

確か世界的にHITしたんじゃないかな〜でもってデビュー曲だったような気がします。
素(す)で聴いても全然かっこいいのにMORALESは二枚使いでエフェクトを
グリグリ聴かせてピークを何回ももって来るんですよ〜
「COME ON〜!」ってフレーズが曲中に入るんですがその部分を何度もかけたりして。
100%かっこいい曲をDJ PLAYによって200%までそのポテンシャルを
引き上げるってカンジです。

もちろんオイラも当時はMORALESと同じく2枚買ったことは
言うまでもありません。ミーハーでしたorz

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「レコードとヤフオク」

今回は、レコードとヤフオクについて書いてみたいと思います。

お店に来るお客さんにオイラはよく「ネットでレコードをどうやって探してる?」って
尋ねるんだけど、大抵の確率で、

「まず、ヤフオクで探す」

という答えが返ってきます。

これを読んでいる皆さんはどうでしょうか?
「じゃ、なんで、まず見るのが、ヤフオクなの?」って尋ねると
「わかりやすいし、見やすいからかな〜」という感じの返事です。

でも、こう言っているお客さんは、実は「ヤフオク」とかでは、レコードを
買ったりしない人なんですよね。

情報としてCHECKしているだけで・・・つまり、ただ見ているだけって事です。
なんで、購入まで結びつかないというと、以下の様な事が考えられます。

メールのやりとりや、振り込みとかが、じゃまくさい・・・

レコードのコンディションに不安がある・・・

売り主に対して、信用がない・・・

ヤラせ や 詐欺等の心配がある・・・

などです。
売り側でもあるオイラも結構 「へ〜そうなんだ〜」 って関心するところもありますね。
じゃまくさいっていうのは、ま〜仕方がないとして、購入する側は、かなりオークションに対して
不満というか不安、心配を抱えているみたいなんですね〜。

オイラが、商売的な見方をしてヤフオクをみると
レコードを売っている人って、当たり前だけど、ほとんどがレコードを売る事に対しては
「素人」の人なんですよ。
だから、説明や解説の足り無さや、レコードを売るための技術というかそういうのは
商品の解説欄には全然入っていないなって思います。
それが、落札側に伝わらなかったり、出品者への不信なんかにつながっていくのかなって思います。

以前はオイラもお店の商品をよくヤフオクに出品してました。
でも、今はほとんどそれもやらなくなってきました。

理由は・・・

「ヤフオクでレコードを買っている人は、ヤフオク以外ではレコードをなかなか買わない」って
事を何回かやっているうちに思ったからなんです。

オイラ的には
「nextで出品しているレコードを落札してくれる」
   |
「落札してくれた人が、nextってサイトあるんだ〜ってnextのサイトを見てくれる」
   |
「お〜こんなレコードあるんだ〜って、nextのサイトからレコードを買ってくれる」

という流れになればいいな〜って、せっせっと汗水垂らしてヤフオクに出品していたのですが、
現実は・・・
「nextで出品しているレコードを落札してくれる」
   |
「それで終わり orz=3」
っていうパターンが99%位だったからなんです。
落札者にメールを送ろうが、こんなのもありますよってオススメしようが 全然、シカトです。

ヤフオクでレコードをチェキってるンだからレコードが好きなのは確実なんですが
その次のビジネスに全然つながらないんですよ。
結果、わかった事は、落札した人は、

「ヤフオクでレコードを買うのが好き」

って言う事です。

つまり、言い換えれば、ネットではヤフオク以外ではレコードを購入するにいたらないという
ユーザーが 多いんだナーって感じです。

このことは、オイラの友達も(レコード屋)同じ事を言ってるので
かなり当てはまる事なんじゃないかな。

あるお店の人は、オイラと同じ事を、感じてバカバカしくてヤフオク出品を辞めた人もいますし、
それは解っているけど(次の商売につながらないという事)、何とかして商品を売りたいから
続けているお店もあります。

実際、レコード屋として商売をやっている側の人が、ヤフオクで商品を一般の人の中に入って
売っていくっていうのは、「厳しいんじゃないかな」ってオイラは思います。

一般の人は、そのレコードを 「レコード店に買い取りに出すより高く売れたらいい」
ぐらいの感覚で出品している人が多いので、仕入れをして、経費を乗っけて利益を出さなきゃいけない
お店は、それに対して太刀打ちが難しいと考えるわけです。

現実にレコード店って年々、閉店しているお店多いでしょ。
それと、買い取り専門で営業しているレコード店の商品の入荷が少なくなったりしたのは
個人の人がレコードを処分するのに今までだったら、レコード店に買い取りに出していたモノが
自分でヤフオクという「誰でも簡単に販売出来る方法」でレコードを売ったり出来るように
なったからですね。

レコードってある意味かなりマニアックで特殊な商品だと思うので、ヤフオク全部のアイテムに
当てはまらないと思いますが、ヤフオクは確実に、中古レコード業界の中では大きなウエイトを
占めてると思います。

同じレコード屋の人が、すごく価値のあるレコードを出品していてオイラが見て
「え〜!!? このレコードこんな値段で売っちゃうの?」 って思う事が多々あります。
「モノは安ければ良い!」って思う人もいるかもしれませんが、そうなっちゃうと
確実にその業界はビジネスが成り立たなくなって衰退していくんじゃないかなって思います。

レコードには適正な価格ってあると思うんですよ。

あと、ヤフオクを見ていて伝えたいのは、やはり
「ブートをオリジナルと称して出品している」
という事が多いので気を付けてください。
ヤフオクで100回以上取引した事ある人でも騙されてブートを掴まされたりした事もありますしね。
オイラの友達もレコード店で1万円くらいで売られているレコードを3000円で落札できて
「ラッキー!」って思って、商品が届いたらブートだった事もあります。で、出品者にクレームを
言うと、「オリジナルのレコードがそんな値段で買えるワケねーダロ!」って言われてました。
普通お店でレコードを買って「ブートが届いたんですけど・・・」ってクレームを言うと
返金もしくは交換してくれるハズなんですけどね。
ま〜おかしな話しですが、ヤフオクではレコードに関して言えば本来守られるハズ側の購入者にも
それ相応の知識、責任を負う義務があるようですね。

レコードよりCDなんてマジでヒドイですよ、最近はマシになった方だけど、
以前は、CDRで焼いたコピーCDが普通に、出品されてましたからね〜。
ヤフオク運営側もコピーCDは発見次第出品を取り下げるモノだから、
今ではさらに出品者も更に巧妙になっていて、レアな音源のコピーCDをオマケにして、
どうでもいいオリジナルのCDをメインにして出品するという テクニックを使っています。
落札者はオマケのコピーCDが欲しくて、どうでもいいオリジナルCDに高値を付けて落札する
という事になるワケですね。

ヤフオクにはネガティブな話しばかりでなくいい話もありますよ。
レコードを出品していて「相場は5000円くらいかな」って思っていたレコードが
複数の入札者が競り合って思わず2万円にもなったとかね。
お店では到底、並ぶ事のない 「ウルトラレア盤」 が出品されたりとかね。
ま〜オークションってゲーム的要素が、かなり強いんでもう一回同じレコードを
出品しても同じ価格には上がらない場合がほとんどですけどね。

ヤフオクでレコードを買う際、気を付ける事・・・・

盤面やジャケのコンディションは、質問欄で質問するくらいちゃんと尋ねる事

オリジナル/再発/ブートも記述がない場合は必ず質問する事
メールでの連絡の際、住所/名前/電話番号を書いていない出品者には
安易に振り込みをしない事
(住所も書いていない口座番号だけのメールってすごく多いよ)

良いレコードチェキってください〜^^

今回紹介するのは
BRENDA RUSSELL / PIANO IN THE DARK

BRENDA RUSSELL
試聴マーク
LISTENマークをクリックすると試聴出来ます。

うわ〜地味な曲です・・・リリックもなんだか IN THE DARK な雰囲気ですね〜w
でも、HIPHOPが好きなB-BOYには、この曲のイントロは、かなり脳裏に焼き付いている
メロディなんじゃないでしょうか。

曲は1988年にリリースされた曲でオイラの記憶では
US盤は出ていないと思うのですが・・・

タイトル通りに物悲しいメロディで進行してサビで
力強いヴォーカルがパキーンと冴えるタイプの曲です。

個人的には後半のブレイクでのピアノソロが入るところがとても良いメロディで
好きなんだけど NICE & SMOOTH / LET IT GO の影響かイントロの方が
多くの人が印象に残ってるようですね。
こんなPOP SONGが、HIPHOPのネタに使われてその元の曲を
知らなかった人まで、知らせてしまうHIPHOPって、ホントすばらしいですね〜。
ネタにならなかったらタダの地味ーでフツーの80SのPOP SONGだったと思いますよ。
この曲は・・・

NICE & SMOOTH / LET IT GO もサウンドファイル付けておきました。

NICE & SMOOTH
試聴マーク
LISTENマークをクリックすると試聴出来ます。

参考までに聴いてみてね。

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