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「レコードを買いに行く時」

これを読んでる皆さんはレコードを買いに行く時、
1人でレコード屋に行きますか?
それとも同じ趣味のレコード仲間とか彼女とかと一緒ですか?

オイラはダンゼン1人でレコードを買いに行く派です。

たしかに同じ趣味の友達とつるんでレコード屋巡りするのは楽しいです。
ひと仕事終わった後で茶店で「今日の成果の品評会」とかはじめたりして
盛り上がったりなんかしますよね。

だけど、ホントに欲しいレコードが出てしかもそれがマジでレア盤で、
売られてる値段が考えられないくらい破格の安さだったら・・・

もし、オイラがそのレコードを引いた時だったらですね〜
モチロン、いただきますよ。その相方も欲しがってるの知ってるけど
「悪いね〜」 なんてフォローを入れつつ
(実は全然悪いなんて思ってない。ラッキーってカンジですよ。)
気分もモチロン、アガりますよ。
レコ掘り後の品評会でも上機嫌ですね。相方をよそに。

一方、その逆で相方にレア盤を目の前で抜かれた立場だったら・・・
イヤ〜オチますよ。マジで。
その日イチニチもう気分はサゲサゲですね。
表面上はですね、大人な態度を一応は取ってますがハラの中では
煮えくり返ってますね。
「コイツさえいなかったらそのレコードは、俺のモノだったハズなのに。」
しかも、レコード屋巡りに行こうよって自分から誘っていたりしたら・・・
「俺のおかげでそのレコードが買えたんダロ!感謝しろ!」てなりますね。

なんかこんな事を書くとオイラって超ヤなヤツみたいなカンジですが、
こういう風にならないよう事前に防ぐ意味でもレコード掘りは基本的に1人って決めてマス。

レコードに全然興味がない友達とレコ屋巡りもダメですね。気を使って。
やっぱりじっくり見たいじゃないですか。
例えばレコード屋に入って気になるエサ箱は全てチェックしたいし。
つまらないと思いますよ。友達は・・・。黙ってるけど・・・
だってレコードを見る時ってどうしても時間かかるでしょ。
しかも真剣なんで無口になったりして。
こっちも気を使っちゃってレコードどころじゃなくなるしね。

彼女とレコード屋に来てケンカなってるのを何回も見た事ありますよ。
「え〜さっきもレコード見たのにまた見るの?」って。
お店でそういう光景見ると、
(彼女と一緒に来なけりゃケンカにもならないのに・・・)
って思いますね。

こういうことを考えると友達とレコード屋を廻るメリットって、
あまり無いような気がするんだけど。

nextでは買い付けの時は基本的に1人で行くのだけど、
それが2人で行くとメリットアリアリでスゴい事になるんです。
まず、レコードを見るスピードが倍になるでしょ。
ということは1日で買いに回れるレコード屋の数が増えるのですよ。
さらにイケるレコード(売れるレコードということね)に対する2人の知識が
倍とは言わないまでも1.5倍位にはなるので、相乗効果として
スゴいレコードの枚数が買えたりなんかします。
レコードコンベンションとかで、他の日本人ディーラーとバッティングなんかしたら
もう両側からハサミ討ちですよ。
もう良いレコードに対しては取り合いですからね。ある意味戦争ですよ。
表面上は「コンニチワ〜良いレコードなかなかないですね〜」
ってニコニコしてますけどね。
こういう時はホントパワフルですね。二人でいると。
でも良いことばかりの様に思えるけど経費もエラい必要になるのでやはり一長一短ですね。

まぁ〜今はレコード業界はそんなにアツい訳ではないので
大抵の買い付けに行くレコード屋さんは、ソロで仕入れに行ってますね。
買い付けって業務に関しては場合によってはペアも考えられるけど、
まぁ、個人的なレコード屋巡りは1人の方が納得出来るレコード掘りが出来るんじゃないですかね。
誰にも気兼ねなく自分のペースで黙々と好きなだけレコード屋が廻れるって
ある意味「至福の時間」ですからね〜

今回紹介するのは
COMMON SENSE / TAKE IT EZ

COMMON SENSE TAKE IT EZ
試聴マーク
LISTENマークをクリックすると試聴出来ます。

ま〜いわゆるHIPHOPで名曲と言われるレコードです。
この曲はメインのRAPより JAZZ INST の為にみんなが欲しいって
思うレコードなんですよね。

たま〜にHIPHOPのレコードでは、こういうRAPのレコードなのに
インストが人気で評価されている盤がありますね。
COMMON本人にしてみれば
「俺の声は必要ないのかYO!」ってカンジですけどw

この盤はジャケ付きでブートが出てるのですが、他のレコード屋の
エサ箱にこのレコードが入っていて今までに何回も
「ハッ!!」っとしましたよ。

ジャケを手で触ればブートは一発で解るのですが、ヴィニールに入っていると
盲レコ(今、勝手に作ったことばで麻雀の盲パイからキテる造語)出来ないんですよw

今回のテーマのエピソードみたいにオリジナルがブート価格で
お店で売られていて偶然見つけたら、かなりアガりますね〜
現実には、かなりあり得ないですけど・・・



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「レコードの買い方」

皆さん、最近はどうやってレコードを購入してますか。

ショッピングって大別して二通りあると思います。

1)足繁くレコード屋さんを回る。

2)インターネットのショッピングサイトで買う。

という感じで、お店で直接買うか、通販で買うか、と分けられると
思うのですが皆さんはどちらですか?

お店派の人は、いろんなお店をハシゴして掘り出し物を探したり、
レコード店のスタッフとお話ししてオススメしてもらったりして
買うのが楽しいかもしれません。
また、中古レコードは、盤のコンディションが様々なので
ちゃんと盤を見て買いたいというのもありますね。

通販派の人は、家に居ながらネットを見て簡単に買い物が出来るのが
楽だったり、最近だとレコードの試聴がネットでも出来るので
わざわざレコードを買いに行くだけの時間を作って、
お店を回ることもないっていうのもありますね。
また、近くにレコード屋が無いから通販しか選択の余地が
ないってのもあるかもしれません。

レコード店を営んでるオイラ的には、
「お店に来てレコードを買って欲しいなぁ・・・」 
というのはあるのですが現実、お客さん側の気持ちは、
そうではないようですね。

やはり、カンタンに注文出来る便利で楽な通販に
買い物の仕方が代わって来ている様な気がします。

今まではどちらかというと、お客さんのライフスタイルの
変化で買い物の仕方が変わってくるのが多かったんですよね。
例えば、学生だった時は時間的余裕があってレコード屋巡りが出来てたけど
社会人になって、なかなかゆっくりレコード屋を見て回る時間が
とれなくなって通販で買い物をするようになったとかね。

でも、今だとレコードやCDってもしかしたら
通販で買うモノってカンジになってるのかなって気もします。

CDだとメジャーなタワーレコードや、ヴァージン、HMVなどは
どこのサイトのショップを見ても価格に大きな差がないですよね。
しかも結構なタイトルが、ネット上で試聴出来てその上、
CD2枚くらいオーダーすれば送料はタダだし。
もう買うタイトルを指名出来てればわざわざ電車に乗って
お店に行かなくてもOKみたいになってる。

お店も店舗をテナント料払って、スタッフを置いて営業するより
ネットショップの方が、ランニングコストが安く済むので
利益率が高かったりすると思います。

ある大手CD店のスタッフをしている人から聞いたのですが、
決まったタイトルのCDが実店舗よりネット店のが価格が
若干安かったりしたことがあって、お客さんにツッコまれて
困った なんて言ってました。
そのお客さんからしてみれば、欲しいタイトルの在庫確認を
ネットでちゃんとして、多分他店との価格比較とかもして
わざわざ店に来たのにネットより価格が高かったなんてわかったら
ガックリですね。
ネット上だと同じタイトルの価格比較とかがカンタンに
出来てしまうので、やはり自然と価格競争にならざるを
得ないでしょうね。
実店舗だとお客さん側が、価格比較するのはちょっと体力がいるので
「まぁいいかぁ〜」 と妥協も入ってしまうしね。

next.だとネットで在庫をチェックして、店に来て購入するという
パターンも多いようです。
そういったお客さんは、お店に入って来て決まったアルファベットの
エサ箱をササッと見て、「スッ」とレコードを選んで買って行くって
いうカンジです。
でも、お目当てのレコードがネットで見た時は在庫があって、
いざ、店に来たときには売り切れてしまっていた・・・
なんてこともあるので、なかなかリスクもあるような気がします。

実際、新譜のCDなら他のお店に行けば買えるけど
中古のレコードで、人気がある盤は渋谷でもタイミングがよくないと
「じゃ 次の店で買うか・・・」 という具合にいきませんからね。

ネットでは、お店って「こんな在庫がありますよ」ってレコードを
提供して、お客さんはその中で選んで買うという一方通行的なところがあって、
お店に出せばすぐに売れる商品って
「人気があるんだな〜」 って分かるんだけど、
実は人気があって探しているお客さんも多いけど、お店では
売ったことがないレコードなんかはネットだとそういう
お客さんのホントのニーズというのがわかりにくいんですよね。
お店に来てくれるお客さんは
「xxx探しているんだけど、在庫ないですか?」 って訊いてくれるので、
そのレコードの人気度が解るんですけどね。

ホント、何かのキッカケでフトしたことからある決まったタイトルの
レコードを多数のお客さんが同時期に探し出したりしますからね。
ミックスCDだったり有名DJがプレイしたり、テレビのCMソングだったり。
オイラの理想としては対面での販売と変わらないような通販が
出来ればいいなぁと思ってるのですがそれは一体どうすれば良いか?
というのが課題ですね。

ショッピングサイトは「もっとこういう風だったらいいのに・・・」
って思うことないですか?

ぜひ、お客さんの立場のリアルなコメントを聞いてみたいですね。

今回紹介するのは
CURTIS MAYFIELD / MOVE ON UP

CURTIS MAYFIELD MOVE ON UP
試聴マーク
LISTENマークをクリックすると試聴出来ます。

KANYE WEST/ TOUCH THE SKYでネタ使いしてから
この曲も最近になって人気が急上昇した12ですね。

今までこんな曲には全然無関心だったBな人もKANYE WESTがネタに使うと
一気に多くの人が探し出しますからね。

オイラは、知らないのですがテレビ番組のテーマ曲にも
使われているらしいですね。

この曲ってBPM結構早いんですよ。
最近サンプルの元ネタからそのネタ使いの曲にMIXするのを
MIX CDなんかでよく聴くのですがここまでテンポが違うと結構厳しいと
思っていたのですが、実際PLAYを聴いてみると途中で急激にピッチを落としたりして
以外と上手にMIX出来てたのを聴いて、感心しました。

レコードを買う人って決まったジャンルばかり集めるってタイプが
多いのですがネタでもカバーでも何かのきっかけで今まで聴かなかったジャンルの
レコードも興味が持てるようになればイイっすね。



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「レコードのコレクション」

レコードのホント〜の目的は、音楽を聴く為のモノなのに、
なんだかんだ長くレコードを買っているうちに
「レコードを収集するのが目的」になったりしませんか。

「あーなんかDJ MIXとかオモシロそうだな〜」 ってところから
レコードを買い始めて、最初はその好みのレコードを買い揃えるんだけど、
いつの間にかレコードの魅力にとりつかれて
自分が本当に「良いっ!」って思える曲はレコードで欲しくなってくるようになる・・・みたいな。

多分これって 「趣味はなんですか?」 って
聞かれたら「音楽鑑賞です。」 っていうのとは、すこしニュアンスが違いますよね。
モチロン音楽が好きっていうのはベースにあるんだけど
ホントに好きな曲は、
「レコードで聴きたいというか持っておきたい!」
っていう感じになっちゃうんですよね。
キッカケはDJ MIXが目的だったんだけど、
つまり「良いな〜」 と思える曲をかけるためにそのツールとしての
レコードは、買い始めの時点では脇役だったんですよね。
主役は、収録されている曲の方で・・・
それが、いつの間にか「レコードでっ!」って意識しないうちに
ブートや再発をわからず買っていくうちに知識が付いてきて
レコードというモノに思慮が深くなっていくんですよ。
この時って多分、以前は中に収録されている曲が主役だったのとは違って
「好きな曲は、レコード!」 ってくらいの切っても切れないセットで
はじめて成り立つっていう関係にバージョンがUPしてるんですよね。
モチロンCDでも音楽は聴くんだけど、それってながら聴きだったり
なんかの片手間だったりしていたりします。
だけど100%音楽に集中する特別な時間はレコードです。
わかりやすい例えだと、CDで音楽を聴く時ってアルバムでもコンピレーションでも
プレーヤーにずっとディスクが入ったままでしょ。
でも、レコードで聴く時って、今かけてる曲に上手く流れが合うような
次の曲を選んだり、今の気分にピッタリな曲を探したりしてしまうってトコに
差があるような気がするんですよ。
つまり音楽をその時の雰囲気にコントロールしていくって感じかな。
(ちょっとカッコイイ言い方かもw)
MIXの最中に電話とかかかってくると、かなりウザかったりしますw

レコードを買っていくうちに、
「良い音楽を探す」という習慣も自然とついてくる様な気もしませんか。
レコードにハマる前にCDでフツーに音楽を聴いている時より自分の意志で
良い曲を探すっていう感じかな。
オイラの感覚だとCDって、アーチストや曲を決めて購入する「決め買い」が、
ほとんどの様な気がするんだけど、レコード買う時ってモチロン「決め買い」も
あるんだけど結構な高い確率で「試し買い」も多いんじゃないでしょうか?
好きなプロデューサーだとかREMIXERだとかのクレジットが書かれていると
「間違いないかも・・・」ってカンジでどんな曲か全然知らなくても
買っちゃうみたいなね。
ま、たしかに「残念 (T_T) 失敗っ!」ってのもあるけど、
そうやって自分の耳と勘を鍛えるっていうかね。

オイラなんてホント極端なんだけど、探しているレコードを
見つけるまでかなり気合いと熱が入るんだけど、いざそのレコードを
手に入れると、ミョ〜に納得してしまって熱が冷めるんですよね。
GET出来たはじめの頃は、何回も聴くんだけど時間が経つと「ス〜ッ」と
自分のレコ箱に入ってしばらく聴かなくなるみたいなカンジで。
でも、そのレコードが無いのはイヤなんですよ。
常に手元にあるっていう安心感が良い!
で、部屋中お気に入りのレコードに囲まれて
「シアワセ〜」って感じです。

現実は、部屋が狭くなってキツイですけどね。
好きなレコードが身近にあるっていう精神的な充実感は、
かなり大きいと思うのですけど。
しかし、以前にも書いたのですが、欲しいレコードは尽きませんね。
次から次へと、良いレコードが現れてきます。

今回、紹介するのは
JANE CHILD / DON'T WANNA FALL IN LOVE (12" REMIX)

JANE CHILD DON'T WANNA FALL IN LOVE
試聴マーク
LISTENマークをクリックすると試聴出来ます。

も〜R&Bのレコードでは定番中のド定番(定盤と書いた方がイイかも)

このレコードは、正規盤とPROMOが2種類存在していて
正規盤の方は、TEDDY RILEYがREMIXを手掛けています。
で、今回のはPROMOでSHEP PETTIBONEがREMIXをしています。
好みにもよるんだけど、オイラ的にはPROMOのSHEP PETTIBONEのREMIXの方が
カッコイイと思うのですよ。
なんか、ビートにパンチがあって、キラキラした感じに派手なアレンジが加わっていて。

PROMOって正規盤になる際、色んな事情が絡んで出なくなったり、
MIXが差し替えられたりしてお蔵入りになることが多いんですが、
この12"もそうなのかもしれません。

この曲は、HITチャートでも上位に入ったくらいHITしたので
いわゆる成功した曲なので、PROMOと正規で収録REMIXを分けることなんて
しないで「2枚組」って感じで、はじめから出して欲しかったですね。

オイラは当時、PROMOと正規で内容が違うなんて知らなくて
クラブで聴いた曲を「これだろ〜」って具合にフツーに正規盤を購入して
家に帰って「なんか・・・クラブで聴いたのと違うような・・・」
というカンジになりました。

その後、PROMOの存在を知ってそちらの方も買いましたけどね。
ホント、「ややこしいことするなよ〜」って思いましたね。

でも、こういう「PROMOだけに収録のREMIX」っていうのが
コレクター心をくすぐるのは確かですね。

TEDDY RILEY のREMIXはコチラ

JANE CHILD DON'T WANNA FALL IN LOVE
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「レコードのこれからについて・・・」

今回は、レコードの将来についてオイラの考察です。

ま、ほとんどオイラの予想なんで
「なるほどね〜」ってくらいに軽く読み流してくらはい。

以前でも書いたけどレコードってもう化石みたいなメディアなんです。
発明王エジソンが考え出したっていうのは有名な話ですね〜。
100年以上も前のことですが・・・
こういう記録メディアっていうのは、新しい技術によって
ドンドン進化して移り変わるっていうのは宿命なんですよね。

先日、ネットの情報サイトで読んだんだけどSONYがDATレコーダーの
生産を打ち切るということ発表したそうです。
「何?DATって?」という人もいるかもしれませんが、簡単にいうとデジタルな
カセットテープみたいなもので音質はCD以上というスゲー優れたメディアなんですよ。
ミュージシャンやレコード会社などの音楽関係のプロの現場では
以前では(といってもホンの数年前まで)スタンダードな
メディアだったんですけど・・・
読んだ記事には、そこまで書いてませんが多分、時代の流れとともに
その利便性は、CDや音源データの直接やりとりに置き換わって
DATの役割は終わったみたいな感じがしました。

10年位前なんだけど、オイラもDATウォークマンっていうヤツの
購入を考えててましたからね。

 

似たような話だけど先日、部屋の掃除をしていたら押し入れの
ダンボール箱から未使用の(新品)カセットテープが20本くらいパックの状態で
出て来てきたんですよ。
思い起こせば、カセットテープで録音するなんてここ2-3年してないなぁって思い
「もう使わないな〜」ってゴミ箱に捨ててしまいました。
オイラの乗ってるクルマは古いので、まだテープデッキは付いてるのですが
ここ最近のクルマにはもう、付いてないんですよね。テープデッキ。
MDは付いてるみたいだけど。

オイラはMDも結構近いうちになくなるんじゃないかなって思ってます。
MDって普及している国って日本だけなんですよ。
しかも、そのディスクは今だと2枚セットで100円ショップに売ってるくらい。
もう、メーカーはディスクを作っても全然利益出ないんじゃないかなと思います。
今はまだしばらく現状を保つと思うけどある時期を境に一気にMDも
カセットテープと同じようになりそうだなぁと。

 

ここ一年でiPodのようなMP3プレーヤーの浸透でMDはそのシェアを
30%位ダウンさせているようですね。

こういうことをレコードに置き換えると結構これからの事が想像出来るかなっと。
記録メディアという観点から見るとレコードって 「音楽/音声」 を
記録するものですよね。

今、現在の新譜のレコードの置かれている状況から考えると
音楽を聴くという用途ではCDに完全に置き換わっていて
「その他の用途でのみだけ、ある程度需要があるから作られている」
というのが考えられます。
それは、つまりほとんどDJニーズだけのために作られているって感じです。

逆に、DJのニーズが無くなればレコードは作られないのではないでしょうか。

CDJやPCでのDJプレイというのは現実的にかなり浸透してきています。
新譜の正規盤リリースも2-3年前に比べると確実に少なくなってます。
モチロン、プロモは更に少なくなってきています。
DJのデジタル化は、去年(2004年)くらいから急速に加速してきたって事を
渋谷のイチレコード店からみていると明らかに感じます。
CDJやPCのDJソフトは、使い勝手が良い様にまだまだ進化していくでしょう。
一方、ターンテーブルはもう、ほとんど完成型です。
これから大きな技術革新はないんじゃないでしょうか。

DJという人達に支持されてよくレコードは今まで持ったなぁと思います。
以前は、DJプレイの為にレコードを買っている人が多かったんだけど、
最近だとレコードを「コレクションのために買う」って人が
多くなってきたような気がします。
オイラの店だけなのかもしれませんが、お客さんのオリジナル指向がスゴく高いんです。
そういったお客さんと話をして思ったのはCDもiPodも聴くけど、
「気に入った曲で持つのはレコード!」って言う感じの人が多いです。
オイラが思うには何年か後、新譜のレコードのリリースは多分なくなるでしょう。
すべて曲はCDになっているわけじゃないので、古い音源は
やはりレコードって風になるんじゃないかな。
まぁ確実にレコードってマニアックなモノになっていくんだろうなと思います。
新譜のアナログ盤のリリースは徐々に、少なくなってくるので
DJがPLAYするのは、CDや音源に置き換わっていくでしょう。
もしかしてCDをすっ飛ばして音源データでのPLAYになるかもしれませんね。

若いDJの人と話してると海外から来たTOP DJが、CDJでアナログレコードでは
有り得ないクリエイティブなプレイをしていたとか、PCの画面みながらDJしていたとか
ウワサにしていますしね。
DJにしてみればアナログでは不可能な事がデジタルで出来て、
なおかつそれが創造的でクリエイティブならば全然アナログにこだわる事なく
デジタルに移行するのではないでしょうか。

予想として・・・

新譜のアナログレコードのリリースは徐々になくなるでしょう。

レアで人気の高いコレクタブルなアナログレコードはコレクターの間でさらに高沸するでしょう。

DJのデジタル化は新譜のレコード盤のプレスが少なくなるにつれて更に浸透していくでしょう。

結構こういう事をレコード好きな友達と話しをするとアツく語り入りますよ。

今回紹介するのは
MARLEY MARL / MARLEY MARL SCRACH

MARLEY MARL MARLEY MARL SCRACH
試聴マーク
LISTENマークをクリックすると試聴出来ます。

いや〜こういう古いHIPHOPを聴くと最近、
「HIPHOPのかっこよさって、なんか普通の音楽のかっこよさと違うよな」
って思うんですよね。
ハッキリ言って録音状態が良くないのか、機材がショボイのか音がコモってます。

スクラッチも今のDJのテクニックに比べると、もう全然ダメダメですw
なのに格好いいって感じるのは、なんでかなって。

多分、その荒削りなトコとか音がこもって「モコモコ」しているトコが
低音域を強調してたりして「HIPHOPな中にあるFUNKなカンジ」が
格好いいって思えるのじゃないかな。

最近の機材ってメーカーのめまぐるしい技術の開発でドンドン進化して
いますが、HIPHOPだけで考えるなら、機材の進化はあまり問題じゃないような
気がしますね。

MARLEY MARL SCRACH を聴いていたらホントにそう感じますよ。
リリースされたのが1985年なんで20年経っているワケですが
全然今でも聴けるのは、「HIPHOPの本質」 がやはりこの盤に
凝縮されているからじゃないでしょうか。

とかなんとか書いて知ったのですが、
HIPHOPのクリエイターでは定番の機材でもあるMPCシリーズを
開発してたアカイプロフェッショナルエムアイって会社が
倒産したみたいですよ。
やはり音を作るクリエイターは、古い機材でも充分、機能が
足りているから新しい機材が出ても買い換えなくて
「メーカーは苦しくなったのかな」ってちょっと
考えちゃいました。

 


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