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「レコードの扱いについて」


今回は海外から買い付けされたレコードを見て「レコードの扱いについて」というテーマです。

日本のレコード屋さんでは例外なく、レコードってジャケットや盤の保護の為、
透明のビニールに入ってレコードが売ってますが、海外ではビニールに入って
レコードが売られているなんてあんまりありません。

もう、普通にジャケットがムキだしでお店に並べられています。
海外のレコード屋では、エサ箱(レコードが陳列されている箱)にレコードが、
上記の通りそのまま入っているので、

ジャケットが傷んでいる

ジャケットと中の盤が入れ替わっている

2枚組の盤の片方がない

盤がズタボロ

なんて、しょっちゅうあります。

nextでは、買い付けの際、すべての盤を検盤して買うので間違えて
どうしようもない盤を買ってしまう事は、かなり少ないですけどね。
たま〜に2枚組の盤が、「両方DISC1だった」とかありますけどね〜 あはは

日本ではレコードって基本的に「大切に扱う」じゃないですか。
でも、海外では、扱いがヒドイですよ。ホント。

特にヒドイのがアメリカですね。 ヨーロッパはまだアメリカに比べてマシかも。
レコード屋での扱いもヒドイですが、レコードを持っている人の扱いもヒドイってな具合なので
これはもう、国民性なのかもしれないって思えるくらいです。

レコード屋では、普通見やすいように、エサ箱に並んでいるんだけど、
エサ箱から溢れたレコードは、床に直接置かれたりしています。
床にジャケットが正面から見て、置かれている店はまだマシで、さらに在庫が増えると
その上に、本を積み重ねるようにレコードが積み重なっています。
そんなお店でレコードを見ようと思ったら、まず上に積み重なっているレコードの山を崩しながら
別の場所に移動させて見て、山を見終わったら元の状態に戻さないといけないのですよ。
もう、永遠そんな感じでレコードを見て、売れるレコードはPICKしていきます。
見終わった後はもう、手なんて「まっ黒」です。
ジーンズもレコードをヒザに置いたりして見ているので「まっ黒」。
着ているシャツの袖口も「まっ黒」。
ホコリがたっている場所での作業なので鼻の穴も「まっ黒」。
もちろんハナクソも「まっ黒」な事は言うまでもありません。

そのレコードをお店に売りに来る人のレコードの扱いも考え物です。
海外の中古レコードって、よくジャケやレーベルに書き込みしているでしょ?
日本ではレコードにマジックで書き込みなんてしないでしょ。フツー。
しかも書いているのは自分の名前だったり・・・レコードに名前書くとは・・・
ホント、多いですよ。持ち主の名前が書いているレコードって。
あと、落書きですね。
もう、中学校の教科書の落書きみたいな感じでかかれています。
BOBBY BROWNの笑っているジャケ写が「みそっ歯」だったり、
LL COOL Jのジャケ写に吹き出しで 「OOH YAH・・・」って書いてあったり。
直接、ジャケットやレーベルにBPM書いているのはフツーって思えますね。
以前、NYで、買ったレコードなんて「SHOWBIZの電話番号」が書かれてましたよ。
もう、ジャケットがメモ代わりですねw
オイラ的には「書き込みがあるレコード」って、ま〜中古なんだし、海外から輸入された
モノだし、それも「アジ」のひとつかな〜って思うんですけど、
「書き込みはイヤだ〜」って思うお客さんもいるので、困りものです。

アメリカのレコード屋さんの倉庫もヒドイ所は、マジでヒドイです。
湿気が多いところは、かなりの確実で、「カビ」ています。
カビがすごいとジャケットが、腐食してボロボロになったり、レーベルにカビのシミが
付いたりで手入れが大変なのですよ。
湿気が多いとジャケット同士が、ノリを付けたように貼り付いてしまうこともあります。
それを、はがそうと引っ張るとアコーディオンの様に「ビロ〜〜〜ン」って伸びたり
漫画の世界ですねw 
それに、ネズミ・・・・
かじるんですよ・・・ジャケットを。ネズミが。バッチリとネズミの歯形が付いていたり。
そんなところにレコード置かないでしょ。
そういうほとんどゴミ扱いされていたレコードを、磨いて洗って、ジャケットをきれいに拭いて
シールをはがしたりして、商品として成り立つように再生しているワケですよ。

ちなみに2005年11月の買い付けで入荷したレコードで、例のハリケーンで水没したレコードも
何枚か入っていました。 ジャケットはきれいなモノに入れ替えたけれど、
レーベルにシミがついちゃってました。

今回紹介するレコードは、
U2 / I STILL HAVEN'T FOUND WHAT I'M LOOKING FOR

U2
試聴マーク
LISTENマークをクリックすると試聴出来ます。

いや〜マジで良い曲です。
全然ダンスともDJとも関係ないけど純粋に心に響く名曲だとオイラは思ってるんだけど・・・

リリースは1987年で、今が2005年だから18年も前の曲ですね。
でも、全然古くささを感じさせないです。
多分、これから50年経っても、多くの人が「良い曲だ・・・」って思うんじゃないかな。
オイラの中では、タイトルとメロディがなんかイメージをかき立てるんですよね。
リリックは下記にリンクを貼ったんで内容を知りたいと思う人はどぞ。

U2 / I STILL HAVEN'T FOUND WHAT I'M LOOKING FORのリリック

個人的には、ジャンルとか関係なしで、こういう良い曲のレコードは、自然と
「手元に置いておきたい・・・」
って思ってしまうんですよね。 どうですか。みなさん。
ってこのレビューを書いている間に5回も聴いてしまいました。
5回聴いても全然いけますね。
すごいぜ U2 !

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「ネタモノとダンスクラシックのレコード」

今回は、最近のHIPHOP, R&Bの新譜を聴いて思ったことですが、
また再び70-80年代の曲をネタにつかったモノが増えてきたような気がするんだけど。

ま、オールドスクールと言われるヒップホップ黎明期から
ネタ使いはされていたんですが、時代の流行りと共に廃れたり、流行ったりを
繰り返していたのですがね。

今回が、何サイクル目なのかはわかりませんが
確実にネタ使い率は高くなっているような感じがするんだけど。
どうですか。みなさんもそう思いません?(2005年10月現在の話です)


若いDJのお客さんとかは、その今、流行ってる曲のモトになってる
レコードを最近ではよく買ってくれたりします。
A TASTE OF HONEY / BOOGIE OOGIE OOGIE なんて在庫4,5枚あったんだけど
ここ2週間位で全部売れてなくなったりしました。

レコードを買っている人の中ではひとつのジャンルにこだわって買う人がいます。
お店ではそういったお客さんに同じテイストの曲で
ちょっとでも違うジャンルのレコードを
「こんなのもあるよ」
ってオススメするんだけど、なかなか購入まで結びつくのは多くないです。

オイラ的には レコード屋は、お客さんが知らなくて、好みそうなタイプな曲を
オススメするのも仕事だと思ってるので続けていきますが、
そんなお客さんでもネタに使われたりすると「ググッ〜!!」とハードルが
低くなったりしちゃう人は少なくないんですよ。

古いダンクラの曲でもメロディーがキャッチーで耳に残る曲や歌詞の歌い回しや
フレーズが有名な曲なんかがネタに使われるとモトネタに対する
「反応指数」(勝手に名前つけちゃいましたが・・・)がアップするような感じが
するんだけどね。 気のせいかな。

オイラ的にはジャンルにこだわらず「良いな」と感じる曲は、
ドンドン吸収した方が絶対良いと思うのですが・・・
そもそもジャンルなんてあってないようなモノだと思うし。

で、今回のテーマなんだけど、ネタモノを入り口として古いソウルなんかの
レコードを聴いて買い出すと、そのまんま今までドップリ
「オレは、ヒップホップ 一筋だぜ!」
って言ってた人が、超ディスコサウンド好きに転向しちゃったりするのを
何人も見てきました。

その転向パターンをちょっと考えると以下の様に感じが多いんじゃないかな。

HIPHOP ・・・・・>DANCE CLASSIC

R&B ・・・・・>DANCE CLASSIC

HOUSE ・・・・・>DANCE CLASSIC

HIPHOP, R&B・・・・・>HOUSE・・・・・>DANCE CLASSIC

nextにはHIPHOPとR&BとDANCE CLASSICと、ちょっとのHOUSEしか置いてないので
その他のジャンルの事は解りませんが、このパターンに当てはまる「転向」が
結構多いですね。

逆にDANCE CLASSICを聴いていた人が最近のHIPHOPやR&Bに転向することは 見ないな〜。

HOUSEとDANCE CLASSICってのは、あまり訳隔たり無くスンナリ入ると思いますけど・・・
なぜか HIPHOP, R&B ・・・・・>HOUSE に行く人も多いですね。
全ての人がそうではありませんが、好みが HIPHOP, R&B, HOUSE から
ルーツでもあるSOUL(DANCE CLASSIC)にさかのぼるのは、結構パターンとして
あるんでしょうかね。

20歳代でレコードを買っている人は、DISCO SOUNDの絶頂期の70年代後半から80年代に
「オギャ〜」って生まれている訳で、30歳代後半のオイラには、「良い意味で古い音」も
20歳代の人達には「超新鮮な新しい音」に聴こえているのかもしれませんね。

でも、全ての70年代後半から80年代のレコードが良い訳ではなくて、
やはり時代を超えても、残る曲だけ残っているというのが本当の事です。

この時代ってのは音楽も大量生産されていて、ハシにも棒にもかからない「ゴミレコ」も
たくさんあるのは確実です。
でもまだ、人に知られていない良い曲もたくさん存在しているので、それを探すのも
楽しみのひとつですよね。

今回紹介するのは
IMAGINATION / JUST AN ILLUSION

IMAGINATION
試聴マーク
LISTENマークをクリックすると試聴出来ます。

今回のテーマにそったネタ物のレコードです。
Mariah Carey / Get Your Number でおもっきり使われてますね。

最近のネタモノ使いの曲では
「こんなモノまでネタに使うのか?」
って思うような曲が使われているような気がします。

例えは、80年代のエレクトロビートや白人のPOPSナンバーなんか目立ってないですか?

ネタ使いって、そのモトネタと比べてどっちがいいか?なんてことを
オイラは結構聴きながら考えるんだけど(あまり意味はありませんが w )、
あんまりモトネタのクオリティを充分に活かし切れていないモノも少なくないような気がします。
それとは別にアル曲のネタは、一定水準を必ず満たしているというか、あんまり
ハズシがないネタって言うのもありますね。

例えば
KENI BURKE / RISIN' TO THE TOP なんてそうじゃないですかね〜

KENI BURKE
試聴マーク
LISTENマークをクリックすると試聴出来ます。

曲を作るプロデューサーも「この曲はネタに使いやすい!」って思ってるからか
"RISIN' TO THE TOP"使いの曲って多いのかもしれませんね。
nextのサイトでもネタ使いの考察を特集で紹介しているので、ぜひ見てください。
サンプリング進化論を見てみる>>
モチロン試聴も出来ますよ。

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「再発(ブート)レコードを買ったけど・・・ 」

ども〜家主のnexmanです。
今回は、ある人とオイラが話をしていて感じた事と思い出した事についてを
「例えば・・・」の話にして書いてみたいと思います。

今、レコードを買っている人は、友達や近くにいる親しい人が
DJやってたり、レコードのコレクションをしていたりが
はじめのキッカケでレコードに興味を持つようですね。

で、始めは大手のタワレコやHMVなどに行って
レコードを探すんだけどほんの少ししかレコードなんて置いて良いないので
全然買えなかったりしますよね。当然。

で、友達にどこでレコードが売ってるか聞きますよね。
どこで売っているかすら分からないんだから。

その友達は、まぁ、一般的にクラブとか行ってプレイされてる流行りの
レコードとか聴いてると大手のアナログ盤メインで扱うレコード店をオススメします。
もう、この時位からその友達は自分より音楽やレコードに対して
知識が豊富なんだから、ある意味「師匠」みたいな存在になってきたりします。

オススメされたレコード屋にいくと当たり前だけどワンサカありますよ。
欲しかったレコードが・・・

とりあえず何枚か買ってオヤジが昔使ってたプレーヤーとか で
聴いてみるんですよ。
「うん、なんだか新鮮だ。」
当たり前だけど今の若い人たちはもう、CD世代なのでレコードに針をのせる行為
なんて 初めてですからね。もう別次元のメディアってなモノです。

当然一台しかプレーヤーが無いのでミックスなんて出来ない。
師匠についてきてもらって遂に買っちゃいます、ターンテーブルとDJミキサー。
ミックスの仕方を師匠に教わってMDにお気に入りの曲を録音して
車やヘッドホンステレオとかで聴いて楽しんだりしたますよね。
友達にもプレゼントしたりして。
もう、毎週の様にレコード屋でレコード買いまくりで
ミックスの快感にハマっていきます。

そろそろ、この頃位には自分の好みとか解ってきてだいたい好きなジャンルとか
好きなテイストのレコードを買ってたりします。

参考までにレコード屋で某有名DJのMIXテープ(CD)を買って聴いてみたりします。
当然上手いですよ。選曲も良いし、繋ぎもバッチリだし。
何回も繰り返し聴くモノだからMIXのタイミングまで覚えたりして。
超ロングなヘビーローテーションですよ。
もう、自分でも同じ様にMIXをやりたくなって収録されている曲のレコードを
手に入れたくなります。
今まで比較的スムーズに手に入れることが出来ていたレコードが、ココに来て
手に入れにくくなってきたりします。
全部のMIXテープに収録されているレコードがそうではないですが、
「良い曲」「人気のある曲」は、その盤が欲しいって思う人の数に対して
レコードの数が間に合わず手に入れにくいことが往々にしてあります。
もちろん師匠にも相談します。で、その好みのジャンルの専門店に探しに行くと
お目当てのレコードがあります。「お〜ヤッタ〜!」と思って値段をみると
「3000円???」
探していたお気に入りのレコードは人気の盤のため、専門店では3000円の値段が
つけられていました。
「高い・・・」
思わずそう思いました、だって今までレコードって1000円位で買えるモノだと
思っていたから当然です。
師匠に 「高いんだけど・・・」 って相談すると
「再発(ブート盤)買えば?」というお言葉。
その時、はじめてレコードには「オリジナル盤と再発(ブート盤)」があることを
教えられて知ります。

新品の再発(ブート盤)は1000円位なのに中古のオリジナル盤は3000円なんで
迷わず再発(ブート盤)を選びました。 

再発(ブート盤)を買った時はそれで納得していましたが・・・
家に帰って買った再発(ブート盤)を聴くと
「なんか音がこもっているみたいで良くない」って気づいて
「ジャケットやレーベルもなんかカラーコピーみたいだな」って思ったりしました。
師匠にそのことを話すと、
「あ〜再発(ブート盤)だからね。仕方なんじゃない?」ってお言葉です。
大好きな曲のレコードになんか「ケチ」がついた感じがして、なんか府に落ちない感じがします。 

 

なんか、その部分だけに違和感が感じたりなんかして・・・

 

今回はシュールな感じで書いてみましたけど、どうでしたか?

最後の問題提起だけして終わったとこなんか小学校の時、授業で見た
NHK教育テレビのドラマみたいな 雰囲気ですけどね。
客観的に書いたりなんかしているけど、実はこの話は多少演出も入ってますが
オイラ自信の経験の事なんですよ。

今じゃ「レコードはオリジナルだろっ!」って声を大きくして言ってますが
過去にはこんなこともあったりなんかしたんですよ。ハズかしぃ〜w

結構オイラと似たような経験を持った人も多いんじゃないかなって思っている
のですがどうでしょう。

再発(ブート盤)を良い、悪い、買う、買わない はその人考えによるモノなので
どうこう言う気は全然ないですけどね。
こと、レコードに関して思うのは「レコードに真面目に向き合って欲しいな」
ってオイラは思ってるんですよ。

再発(ブート盤)が出て、オリジナルを持っている人がなんか
「やられた〜〜〜っ! ><」って思う人がいますけど
オイラは全然、「やられた」なんて感じることなんか無いと思うんだけどね。
だって、再発(ブート盤)はフェイク(偽物)であって決して本物では無いわけですょ。
解りやすく別の例えで言うと・・・
本物のロレックスの腕時計をしている人は、 フェイク(偽物)のロレックスを見て
「やられた」なんて思わないでしょ。
ヒケ目を感じるのは、フェイク(偽物)のロレックスを本物の様にしている人の 方じゃないですかね。

「だって、そのレコードが売ってない(見つからない)んだから仕方ないだろっ!」って言う人も
いると思いますが、それをあらゆる方法や技を使って探し出して手に入れるのも
レコード掘りの楽しみのひとつだと思うんですけどね〜。

見つからないないから「再発(ブート盤)」なんてまるで魚釣りに行って
「釣れないから」という理由で「魚屋で魚買っちゃいました」みたいじゃないスか。
気合いで「本物」を探して欲しいですよ。

このテーマについては読む人も色々感じることがあると思いますが
意見が、あればYahooブログのこのページにコメントしてください。

今回紹介するのは
JERMAINE JACKSON / I DREAM, I DREAM

ATMOSFEAR
試聴マーク
LISTENマークをクリックすると試聴出来ます。

このレコードもどこかの誰かが、ブート盤を作って、売っていますね。

ブート盤の音を聴いていないので音は悪いのかは分かりませんけど
ジャケットは、なんかカラーコピーみたいな感じで「ぼや〜」っとしてますね。

オリジナルの12"は、ここ最近ホントに見なくなりました。
このレコードを見ると初めてカナダにレコードを買い付けに行った時の事を
思い出すんですよ。もう7-8年前になりますけどね。

その頃はまだ" I DREAM, I DREAM "なんて全然、値段が付けられない「クソレコ」扱い
だったのですが、買い付けに一緒に行ったS君が「お客さんからWANTもらってるんよ」
って言って2-3枚買ったんですよ。 
実はその時の買い付けでは" I DREAM, I DREAM" を
トータルで50枚位見たのですけど全然、買わずでした・・・

その後、数年して人気盤に昇格した"I DREAM, I DREAM" ですが、今では買い付けに行っても
1枚見つかればラッキーな位のレアなレコードになっちゃいました。

もちろん、7-8年前の50枚位見つけたカナダのコースも今じゃ「過去の幻」となって
いるんですけどね〜。
あの時、全部買って箱に詰めて寝かしておけば良かったな〜ってホント思いますよ。


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「レコード掘りのこと」

今回は、「レコード掘り」についてです。

別に「イモ掘り」みたいにレコードが地面に埋まっている訳じゃないのですが
レコードを探すことを「掘る」って言うんですよ。

これは英語でも「 dig 」(ディグ-掘る)って言います。
日本語が先か英語が先かは 分かりませんが、英語圏のレコードコレクターと
日本のレコードコレクターのあいだでは、レコードは「掘る」という共通の認識のようですね。

レコードって普通にお店で買える物と、なかなかお目にかかれない、いわゆる
レア盤があって、そのレア盤を探すのもレコードマニアの楽しみのひとつなんですよね。
一概に「レア盤」って言っても人それぞれなんで、「My レア盤」的なモノから
多くのレコードコレクターが認める「チョ〜レア盤」まで色々ありますけどね。
ま、そういった「自分だけの探し物」みたいなレコードをレコード好きは
日々のレコード屋廻りでせっせと探すのです。

それでもってそれが、出てきたアカツキにはメチャ嬉しくなってきたりします。
その喜びも何種類かあって・・・・

(1)「アレないかな〜」位の軽く探していたレコードが、レコ屋の壁に貼られていた---「おっ!」
   値段はそれなりなんで・・・「ま〜買ってくか〜」

(2)軽く探していたレコードが、レコ屋のエサ箱に入っていた---「ん〜!?げっとぉ〜!」
   値段は思ってたより安いので・・・「このレコードがこの値段とは、俺が救出してやる!」

(3)長年探していたレコードが、レコ屋の壁に貼られていた---「お〜っ!」
  値段は、やはりレアなだけあって、そこそこ付いてる・・・「買いだっ!(ちょっと気合い)」

(4)長年探していたレコードが大衆店のエサ箱にこっそり入っていた---「うぉ〜〜〜!!」
  しかもメチャ安いっ!---「キターーーーーッ!!!」

  ってな具合じゃないかな。

(3)は、持ち合わせがなくて銀行にお金を引き出しに行って戻ってくると、
売り切れて無くなっていたなんてオチはよくあることです。

(4)は、舞い上がって「うひょひょひょひょ〜〜〜っ!!」って家に帰ってよく見ると
ブート盤だったなんて事もあるね〜。

ま〜そうそうレコードの神様は、微笑んでくれませんけどね。
オイラも過去に何度かレコ屋で、レコードの神様の降臨(大げさw)を体験したことあるけど、
マジ、その時の快感ってたまらないんですよ。 多分、その快感が中毒になるんでしょうね。
「どっかに必ずある!!」なんて勝手に思って日々、レコード掘りに専念するわけです。
で〜それがきっかけでレコード屋を始めてしまったりしたワケです。
簡単に言えば「人生をレコードに賭けちゃった」ってことですね。逆に言えば
「レコードにハメられた」ってことですか〜w

我々レコードの買い付け業者は、海外に行ってレコードを掘ってくるのですが
ほんと〜に、たま〜に数年に1回位、
「うぉ〜〜〜〜〜!!!!マジ、ヤベ〜〜〜〜!!!」
って感じで宝の山を発掘する時があるんだけど、そう言うときは
「当たった!!」って言ってますね。
ホント、この当たった時はマジで、時差ボケでアタマがクラクラしてても、
筋肉痛で関節がキリキリなってても、目が覚めますね。
持ち金が無いモノだから、ニコニコしながらお金を引き出したりして、
取引が終わってクルマに乗り込んだら「おっしゃ〜〜〜っ!!」って
ひとりでクルマの中で叫んだりして「超ハイ」な状態にしばらくなってたりしますね。
確実な「レコード堀り中毒」ですね。多分、脳内麻薬がドバドバ出ているんでしょうねw

週末なんかで仕事が休みの時は、「どっかに良いレコードが出ているんじゃないかな?」
って気になって休日の度に、レコ屋巡りをコレクターはしてしまうのです。

今回紹介するのは
JUDY ROBERTS / SWEET STICKY THING

JUDY ROBERTS
試聴マーク
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これはアルバムなんですが、その中の1曲でOHAIO PLAYERSのカバーでもある
"SWEET STICKY THING"が収録されています。 マジ、良い曲です。
原曲もいいけどそれに見合うくらいの出来のカバーです。

今回は「レコードを掘る」というテーマで色々書いたんだけど
こういうアルバムとかの1曲とか何かのB面にこっそり収録されている曲とか
「めちゃいい〜」って思える曲を探し当てるのもある意味「掘る」っていうことに
なるんじゃないでしょうか。

普段、レコード屋でレコードを見るときは 「パラパラ〜」ってジャケのタイトルや
A面のレーベルとかしか見なかったりが多いと思うんだけど、たまにジャケ裏の
クレジットとか見て、聞いた様なタイトルがついていたりするのはカバーかもしれないので
一応CHECKするのが賢明かもしれませんね。

結構、アルバムのみ収録とかB面にこっそり収録とかの良い曲ってのは、
他の人が知らなかったりするので「狙い目」かもしれませんよ〜。

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「へんな国盤のこと」

今回は、普段あまり見かけない国のレコードについて書いてみます。

nextで売っているレコードって、もうほとんどが
「made in USA か made in UK」なんだけど、たまに
ドイツ盤やオランダ盤、カナダ盤、あと、イタリア盤やフランス盤がある位です。
でも、USA盤 や UK盤、以外の国のレコードって
「お〜カップリングが違う!」とか「ん〜MIXが違う!」なんて
サプライズがあるんですよ。

それに「え〜こんな曲の12"シングルリリースされていたの?」
なんて事もあります。

メキシコ盤っておもしろいんですよ。
レコードって、もうほとんど98%位がフツー黒じゃないですか、でも
メキシコ盤は多分「90%位がカラーレコード」なんですよ。
なんで、こんなにカラーレコードなのかは全然わかりませんが、
とにかく「赤、黄色、オレンジ、キミドリ、紫」なんかの
原色系のド派手な色でしかもクリアーヴァイナル(透けるレコード)です。
やっぱ、ラテンなノリで「カラフルでいこうぜ〜」ってな具合なんでしょうかね。
ジャケットもカラーヴァイナルをアピール出来るように
普通レーベルの丸い穴が開いているところが、長く伸びていて中の盤が
「カラーですよ〜」ってわかるようになっています。
メキシコのレコードディラーの話では、
「メキシコのレコードは、色がついていてコレクタブルだぜ!」なんて
言ってましたから、多分カラーヴィナルコレクターってのが存在するんでしょうね。
ちなみにメキシコ盤ってオイラが思うには
「この曲の12"シングルなんて存在したんだ〜率」が、かなり高いです。

オーストラリア盤の12"シングルもちょっとクセがあります。
リリースされているレコードは、あまりUK盤とかと差はないのですが
そのジャケットがクセモノでして、UK盤ってUS盤に比べたら、
ペロペロに薄い紙を使ってますよね。
しかしオーストラリア盤って UK盤に比べて、さらに「ペロペロ度がUP」してて、
例えるなら
「新聞に折り込みで入るスーパーのチラシ」みたいな紙のジャケット
で出来てるのが多いんですよ。
外国ではレコードって結構ぞんざいに扱われてるので、ジャケットの紙が
薄いとモロにダメージをくらってしまい、ジャケが傷んでしまう確率が高いです。 
ジャケ折れとか、底抜けとかね。

また、スペイン盤やメキシコ盤は曲名にスペイン語表記がされていたり
フランス盤は、フランス語表記だったりしますね。
ジャケットのデザインが違うってのも思い入れのあるレコードに関して言えば
興味があるところですね。

日本盤ってのも世界的に見れば「マニア心をそそる」ようです。
LPでも12"シングルでも80年代にリリースされている日本盤には、
ジャケットに紙で出来た「 帯 (オビ) 」がついていたのですよ。
そのオビがつくってのは、日本オリジナルのモノみたいで、それが人気みたいです。
海外のレコード店のサイトで日本盤が売られている時は、
「JAPAN PRESSING with OBI」
ってよく書いてますよ。 オビってそのまま「OBI」なんですね〜。

ジャケだけ見てもMIXとか解らないので
「なんだこの盤は?」って思ったへんな国盤はMIXもチェックした方が
良いですよ。

今回紹介するのは
EARTH, WIND & FIRE / SEPTEMBER

EARTH. WIND & FIRE
試聴マーク
LISTENマークをクリックすると試聴出来ます。

本来ならばこの盤は9月に紹介すべきだった><
ま〜でも今回のテーマにそってるからいいか・・・
これがメキシコ盤です。 レコードの色は赤です。
メキシコ盤て同じ曲なのに、たまに違う色の盤とかもあるので
もしかしたらSEPTEMBERも赤以外の盤があるかもしれませんね。

この曲はも〜みなさんご存じの曲です。
曲はスゲ〜有名なんだけど12"を持ってる人は、かなり少ないんじゃないかな〜。
周りでPLAYしている人をCHECKしてみてください。
かなりの確率で再発(ブート盤)やLPまたは、後から出たREMIX盤でPLAYしている人が
多いんじゃないでしょうか。

オイラもこのメキシコ盤の存在を知るまで"SEPTEMBER"って
「UKの4曲入りEPに収録されている盤以外は無い!」って思ってました。
偶然、この盤の存在を知って手に入れたんですよね。
盤自体も「こんな12"あったんだ〜」ってビックリしてたのに
聴いてみると、「オリジナルとMIXが少し違う・・・」ってさらに驚きでした。
曲のアレンジはオリジナルとまんま同じなのですが、
通常、1番、2番とすすんでサビにはいるのですが、この盤は
2番のあとさらに、また1番のAメロに戻るというEDITがされてるんですよ。
なんでこんなMIXになっているのかは全然わからないのですが、
とにかく「普通とちょっと違う!」っていうのが希少性をUPさせている
ことは間違いないですね〜。
「マジ、恐るべしメキシコ盤・・・」
ちなみにカップリングには、これまた名曲「FANTASY」が収録です。

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