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「良さが理解不能なレコード」

イロイロなジャンルのレコードが世の中にはありますよね。
その中でもやはり自分がフェバリットにしているジャンルや好きなタイプの曲が
あると思います。
例えば、「HipHopが好きだ〜」とか「ダンクラが良いね」とかね。

ジャンルをまたがって好きというのもモチロンあるハズです。
しかし一般的に評価されているレコードでも、自分ではその曲の良さが
理解出来ないレコードがあるんですよ。
ストレートな言い方をすれば、
「このレコードのどこがいいんだ??? 変な曲だ!」 とかね。

オイラにとってはいわゆる変態サウンドとかDUBやダビーな曲とかが
かなり理解不能な音楽でした。(過去形です)
ダンス系には多いと思うんですよ変態サウンド・・・
こういった曲は、カルトな盤として人気があったりするんですよね。
お店で入荷した時なんかコメント考えるのに苦労するんですよ。
そのレコードの良さを文章で表現しようと試みるのですが、
自分的にはその良さが理解出来ていないので、なんてオススメのコメントを
書けば良いのか全然わからないんですOTZ

例えば・・・
「ドープで変則的な4ッ打ちビートにブニュブニュとうねっているベースライン。
 その上をゴニョゴニョと呟くような歌が入る。」
自分で書いていて「これのどこがいいねん!!!」 ってなるワケです。

世界的にも人気があるレコードで、こういったタイプの曲が
高評価されていたりするのは、やはりスゴく良いからなんだろうな〜 と思います。
例えば ・・・

DINOSAUR L GO BANG! #5
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DINOSAUR L / GO BANG! #5

LIAISONS DANGEREUSES LOS NINOS DEL PARQUE
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LIAISONS DANGEREUSES / LOS NINOS DEL PARQUE

YOKO ONO WAKING ON THIN ICE
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YOKO ONO / WAKING ON THIN ICE

ALEXANDER ROBOTNICK LOVE SUPREME
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ALEXANDER ROBOTNICK / LOVE SUPREME

などなど。

別にジャンルに偏って例を挙げたわけじゃないけど、心なしか偏っているなぁ。

DUBっていうのも技法としては「アリ」 なんだとは思いますが、
「なんでせっかく良いメロディなのに、必要以上にそんなに切り刻まなくても・・・」
とか思ってました。
その曲の解釈の仕方だと思うのですが、やはりオリジナルのMIXより
どこか秀でいて欲しいんですが、そんなDUBばかりじゃないんだなと。
だけど、近頃はこういった考えも変わってきたんですよ。実は・・・。
nextのスタッフKは、この手のサウンドが結構好みなタイプみたいで、
お店でよくレコードをかけて聴いてるんですよ。
それを横でオイラも聴いているんですが、当初は前記した通りその曲の良さが判らなくて
正直キツイこともあったのですが、今ではそう言った思いは払拭されて、
「意外にカッコイイな〜」 って思うようになったんですよね。
DJ MIXの流れの中で聴くとその曲のレコードを単発で聴くよりカッコ良いと思えるように
なってきました。

こういうのって、 「耳が出来てきた」っていうのかな・・・
それまで理解できなかったレコードの良さが、聴き込むことによって
理解出来る様になるみたいなカンジですね。

その曲の良さが理解できないレコードも何回も聴くことによって「イケる」様になるので
イロイロなサウンドにチャレンジするのも良い経験になると思います。

今回紹介するのは、
ARTHUR RUSSELL / LET'S GO SWIMMING

ARTHUR RUSSELL LET'S GO SWIMMING
試聴マーク
LISTENマークをクリックすると試聴出来ます。

このレコードもオイラにとって今回のテーマでもある「理解不能レコード」のひとつでした。
ま〜この試聴ファイルで聴いてもイマイチかもしれませんが、
この曲は、デカイ音で聴くとかなりカッコイイです。
いわゆる「トバされる」イチマイなんだと思います。

nextでも高額にも関わらず、入荷とともにすぐ売れてしまうレコードです。

ARTHUR RUSSELLは、チェロ奏者で前衛的な現代音楽からダンス系のサウンドまでこなしていた
「奇才」といわれるタイプのアーティストでした。
残念ながらエイズで亡くなってしまいましたが、GARAGEシーンのサウンドに
多大な影響を与えた良い曲を残しています。

ARTHUR RUSSELLを知らない人には、かなりアクの強いクセのある個性的な曲が多いと感じると
思われますが、好きな人にはタマらんサウンドですね。 

今ではオイラも結構好きですよ〜ARTHUR RUSSELL
amazonで、ARTHUR RUSSELLのその他の曲の試聴も出来ますので興味のある人は、
ぜひ聴いてみてください。
amazon.comのARTHUR RUSSELLについてのリンク

 

 

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「レコード命な気持ち」

レコードが好きな人は、なぜCDでなくてレコードなんだろうって
ふと思いました。

個人的な範疇でしかわからないのですが思っている事を書いてみます。
オイラは、もう「レコード命」な考えなんですが、
(突っ込んで言うと「12インチシングル命」なんですが・・・)
レコードを買っている本人は、そんなにガツガツしてないと思っているのですが、
傍目から見たら 「すごく貪欲」 に思われてるんですよね。
そのこだわり方が「ヘン」 って言われたこともあります。
「音楽が好きなんじゃなくてレコードが好きなんダロ〜」 って言われたこともあります。

もともと収集癖はあるんですよ。
あるシリーズのモノを集めだすと全部揃えたくなるってカンジですね。
でも、これってよくあることなんじゃないかなと思うのですけどね。
だけど、音楽って「サウンド(音)」 なワケで、実体ってないじゃないですか。
レコードというメディアが発明される前から音楽は存在していたんだけど
その頃は 「ライブ演奏」 によってしか音楽て聴けなかったワケで、
そういう意味ではレコードって音楽をはじめて記録出来るモノなんですよね。
レコードってあの丸い塩化ビニールの他に「記録」という意味もありますからね。

話はちょっとズレてるかもしれませんが、好きなモノは自分のモノにしたいというか
手に入れたいという欲求とか所有欲というのは人間なら自然とあると思うんですよ。
つまり好きな音楽は形として所有したい気持ちがレコードのコレクションに
繋がるんだと思うんですよね。

オイラは生まれた時からレコード世代なんで音楽はレコードで聴くと言う感覚なんですよ。
CDが普及しだすのは、高校生の時なんですよね。
もうその頃はシングルのコレクションを始めていたのですが、洋楽のCDシングルが
一般のレコード店に普及するのはもう少し後になってからなんですよね。
普及した時でも全然興味なかったけどね。
CDが出回りだした頃って「音がクリアーでノイズが無く良い音」って
触れ込みだったのですが、たしかにレコードみたいにチリチリいわないしキラキラした音で
「ふ〜んキレイな音だなぁ 」って漠然と感じましたが、それ以上に気になることがありました。
なにが気になったというと 「小さいこと」 と「レコードを聴くという感覚と全く違う違和感」 が
イヤだったんですよ。
小さいというのは便利な様な気がするのですが、コレクションという
音楽を聴くという行為以上に、そのモノに意味や価値観を感じている者にとっては
致命的でしたね。

ジャケットも小さくなってるし、しかも、プラスチックのケースにの中にペロペロの紙が
ジャケットになっているなんてあまりにもショボすぎました。
今までハードな厚手の紙で30cm四方あってそこにはオリジナリティ溢れるイラストや
写真が描写さかれていたものが、1/3の大きさに縮小されてるなんて寂しすぎです。
コレクションをする対象のモノが小さくなるというのはキツいですね。
たぶんオイラにとってあのレコードの大きさが一番、シックリきているんでしょうね。

「レコードを聴く感覚」 というのは、CDってあまりにも「オート(自動)」 すぎてなんか
ニュアンス的にはラジオに近い感覚の様な気がするんです。
レコードってあまり「ながら」で聴けないと思うんですよ。
でもCDはラジオの様に「ながら」で聴けるんですよね。
例えるならジュークボックスみたいなカンジですね。

レコードに替わる音楽の記録メディアというとCDになるのですけど
オイラの中であくまでも「音楽を所有したい、音楽を聴きたい」 という気持ちの対象は
レコードであって、CDはその替わりにはなってないんですよ。
ましてやMP3なんてそれ以下のモノです。

「欲しい曲のレコードあげるよ」 って言われたらスゴく嬉しいんだけど、
「CDあげるよ」って言われても一応受け取りますが、喜びはそんなに大きくありませんね。
ましてや「MP3データあげる」 と言われても、そんなのどうでもいいって感じです。
それにCDやMP3で全く同じモノがコピー出来るっていうのもモノの価値を 、
0(ゼロ)にしているのかもしれませんね。

ブートのレコードが、いくらがんばってもCDのコピーと全く同じようにオリジナルのレコードの
コピーは作れないですからね。

冒頭で書いたようにレコード命のオイラがCD命のコレクターに伺いたいのですが
内容が全く同じコピーしたCDは、はたしてコレクションに値するモノになるのでしょうか?

今回紹介するのは、
ALEEM / RELEASE YOURSELF

ALEEM RELEASE YOURSELF
試聴マーク
LISTENマークをクリックすると試聴出来ます。

映画「MAESTRO」の中で挿入歌として、PLAYされて一躍人気盤になりましたね。このレコードは。

確かに映画の中ではかなり印象的なシーンでかかっていましたね。
MTVなどPVの映像って音楽にとってかなり重要なのは、解っていましたが、
映画のワンシーンでかかるその時の映像も影響が大きいですね〜。
映画「MAESTRO」は、基本的にドキュメンタリーなので、その音楽と映画のストーリーは
普通の物語のある映画のように結びつかないと思ってましたが
全然そんなことは無いということなのかな?

でも、MAESTROの中では、ALEEM / RELEASE YOURSELF と PRINCE / WHEN DOVES CRY が
つづけてかかるのですが、PRINCE / WHEN DOVES CRY の方は ALEEM のこの曲とは対照的に
全然話題にならないのは、あまり理解出来ません。
PRINCE / WHEN DOVES CRY も ALEEM / RELEASE YOURSELF に負けないくらい良い曲だと
思うのですけどね。 こちらも聴いて見てください。

PRINCE WHEN DOVES CRY
試聴マーク

映画の中では、RELEASE YOURSELF は DUB がPLAYされていました。
世間の人気もやはり、 DUB のようです。
ちなみにALEEM / RELEASE YOURSELF DUB は、MARLEY MARL が手がけています。

 

 

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「シングルレコード派」

もう、ず〜っと何回も書いてる事だけどオイラはレコードが好きです。
でも、同じレコードって言ってもシングルとアルバムがあるんだけど
オイラはシングルが好きです。

アルバムは、ほとんどといってもいいくらい興味ありません。
アルバムの中にしか収録されていない曲でスゴ〜く良い曲でもそのアルバムが
欲しいってかなりの確率でないです。
だからと言ってアルバムは、「ガベージだ!」とは思っているワケではないのです。

実を言うとアルバムの良さが自分ではわかっていないのかもしれません。
DJ的な聴き方だと、アルバムの中のある1曲だけをプレイするためにアルバム買うのかな。
シングルがリリースされていたらMIXにもよると思うけど、
やはりシングルをプレイするんでしょうかね。

シングル盤というのは、その名前の通りシングルな曲しか収録されてないので
そのレコードの評価は、イコール その曲と言うことになります。
だけど、アルバムとなると少なくて、5〜6曲 多くて 12〜 15曲収録されていて
良いなと思える曲もあるけどそうでもない曲もあると思うんですよ。
それで、全体の評価をするとなると、オイラ的にはかなり難しいんですよね。
そのアーティストのファンなら 「収録曲、全部好き !」 という感じになるんでしょうが、
そのアーティストに対して思い入れがなければ、やはり全ての曲が好きという風には
なかなかなれないです。

例えばの話しですが、
「AROUND THE WAY 好きなんですょ〜」 って言っている人がいるとすると
それは「REALLY INTO YOU」って言う1曲だけが好きなだけで、
決してAROUND THE WAY が、良いって事じゃないと思うんですよ。 
アルバム聴いて善し悪しの判断した人は本当に少ないと思います。

個人的にはBABYFACE好きなんですけどね。
本人の曲だけでなくプロデュースの曲とかも。 だからと言っても全部ではないんですょ。
「良いな〜」と思える曲は、たぶん1割未満だと思います。
1割未満でも打率は高い方なので、BABYFACE イコール 「良い曲多いね」ってなるんでしょうか。
でも、アルバムを買って聴いてみようとまでは思わないんですよ。

今、この文章を考えてて思い出したんだけど、オイラは、中高校生だった頃、
よくアルバムを買ってました。
あの頃の自分を、今現在のオイラが自己分析すると、

「そのアルバムを買うキッカケはシングルだった。」

って言う事に気が付きました。
一度買ったそのアーティストのシングルが良かったのでアルバムを買ってみた。 

つまり、シングルの良さをアルバムに期待してアルバム買ってたんだと思うんですよ。
マーケット的にはシングルって、やはりチャートランキングやプロモーションなどを
かなり意識して買って聴いてもらうことや売ることを前提として作られているような
気がするんですよね。
アルバムもセールスの事はモチロンあると思いますが、
そういった意味で言えばシングルの方がよりウエイトが高いと思うんですよ。

多分、想像だけど制作者側も気合いがかなり入ってる様なカンジがするんだけど。

聴き手側からアルバムの事を言えば、全曲シングルと同じクォリティーであって欲しいんだけど
現実手を抜いてるとは言わないけれど、やはりシングル並のクォリティーの曲は
そんなに多くないって感じるんですよ。
オイラの聴き方がワルいのか、それともなんかアルバムの聴き方みたいな事が
あるのかなって思ったりしますねw

ところで、最近 iTunes Music Storeよく見ています。
iTMSではアルバムに収録の曲を1曲単位で買うことが出来るのですが、
やはり一番人気なのは当たり前だけどダントツでシングルカットされた曲なんじゃないかな。
その他の曲は人気があるって言ってもシングルカットされた曲には、ほど遠いような気がします。

音楽をダウンロードして聴くというのは、つい最近始まったばかりで音楽リスナーの全体では
まだ数%で1桁だと思いますが、もしこの先、ダウンロードで音楽を買うのが主流になれば
アルバムを作る意味ってどうなるんだろうって思います。

追記
某メジャーレーベルからCDをリリースしているアーティストの人にアルバム収録の曲の
クォリティーの事をお話ししたところ、シングルはやはり売れるという事を大前提にして
アルバム収録曲は、
「アーティストが売れる売れないというより、
アーティスト本人が本当にやりたいことやってるんじゃないかなぁ」
ってコメントをもらいました。

そういったことを考えると、
「そのアーティストが好き!」ってアーティストに惚れ込んでいるタイプの人は、
やはりアルバムなんでしょうね。

今回紹介するのは
DONALD FAGEN / I.. G. Y.

DONALD FAGEN I.. G. Y.
試聴マーク
LISTENマークをクリックすると試聴出来ます。

良い曲なんですよ。 これ・・・
リリースは1982年です。

この曲が当時、ラジオでかかってたのはオイラが中学生だった頃です。
その時は、どちらかといえばビルボードとかのHITチャートは、UKのアーティストが
賑わしていたのですよ。

オイラも例に漏れず UK NEW WAVEのレコードを買ってましたね。
その中でこの曲は、ハマっているUK NEW WAVEではなく、なぜか
「すごく良い曲だ〜」なんて気になってました。
もうその頃には12"シングルをオイラは買っていたのですが、無いのですよ。
I.. G. Y. の12"シングルが・・・

当たり前なんだけど1982年にPROMOのレコードが日本の輸入レコード店の店頭に並ぶなんて
ことはあり得ませんでした。 

オイラもPROMO盤っていうレコード自体が存在していることすら知りませんでした。
「PROMOって何???」って感じです。

もう、アルバムしか選択の余地は無かったのでアルバム買いましたよ。
DONALD FAGEN / THE NIGHTFLY

DONALD FAGEN

DONALD FAGEN / THE NIGHTFLY アルバム(CD)はこちら

だけど、I.. G. Y.目当てだったのが、もう収録曲、全て良かったです。
今、アマゾンのDONALD FAGEN / THE NIGHTFLYのレビュー読んでたら
レビュー書いている人みんな、「ベタ褒め」ですね〜w
オイラもその通りなんですけど・・・

もうジャケットからしてカッコいいしね。
当時、THE NIGHTFLYのレコード買ったら、アルバムジャケットと同じ写真のポスターを
もらっって部屋の壁に貼ってたのを思い出しました。
内容の良さ、ジャケットの良さ、共にサイコーのアルバムでした。
だけど I.. G. Y.は12"がオイラは良いですけどねw


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